久しぶりに土日で1泊2日小旅行。前々から気になっていたパルミジャーノ・レッジャーノの工場見学をするためにパルマへ。
トリノの家から約2時間。まあ正直日帰りもできるのだろうけど、ゆっくり1泊する。
まずはパルマ市内に着いて駐車場に車を停めて市内観光。ちょっと街を歩いてから調べてあったレストランでランチ。
クラテッロというパルマ生ハムの中でも最高級クラスというハムを乗せたパンとパルミジャ・レッジャーノのリゾット。
クラテッロは正直普通に美味しい生ハムという感じで何がどう最高級なのよく分からなかったけど、リゾットは激ウマでした。まあやっぱりその土地のものを食べるというのは贅沢な楽しみだなあ。
ランチの後に本格的に観光開始。広場の教会、洗礼堂、博物館を見学。
うむ。実に素晴らしい。素晴らしいがどう素晴らしいかはさっぱり説明できない。そしてイタリアに住んで約1年半、教会に飽き始めてきたのも事実。博物館もかなりじっくり見学したつもりだったけど思ったよりも早く終わってしまったので、行くつもりがなかったPalazzo della Pilottaへ。
Palazzo della Pilottaというのは要するに博物館で、昔の劇場とか美術館が一緒になってます。この美術館にダ・ヴィンチの作品があるのは知っていたのだけど、なんか素描みたいな作品なので見なくても良いかなと思ってました。
まずは木造のファルネーゼ劇場。圧巻。木造だからなんとなく小学校の体育館兼講堂を思い出す。
で、続いて美術館。というかダ・ヴィンチ。
本当にここをパスしなくて良かった。素描だなんてとんでもない。完全な作品でして今までダ・ヴィンチの作品を色々見てきたけども、これが最高作品だと思う。とても絵とは思えない。かといって写実的で本物の人のように見えるというわけでもない。でも生命を感じますね。ダ・ヴィンチが命を吹き込んだというか。
実に神秘的な絵でした。これは一見の価値がある。
「ほつれ髪の女」というタイトルだそうです。
いやー、危うく至高の作品を見逃すところでした。大満足で博物館を後にして、今日泊まるホテルに車で向かう。
パルマ郊外のTabianoという地域にあるお城を改装したホテル。
以前ファエンツァに泊まった時に郊外のホテルがとても良い感じだったのでエミリア=ロマーニャに来る時は街でなく郊外に泊まろうと決めてた。
結果、ここもとても良かった。眺めが最高。トスカーナっぽい丘陵地帯でブドウ畑(多分)の眺めが綺麗。
あとホテル選定のもう一つの基準としてレストランがあること。
僕はお酒が弱いのでお酒を飲んだら運転できない(イタリアでは多少の飲酒なら運転可なのだけど)ので、ホテルのレストランでディナーを食べてそのまま歩いて部屋に戻りたいのです。
ということでホテルのレストランでディナー。当然パルマハムを食べる。もちろんワインも飲んで。メインはお肉。どれも美味しかったです。
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