パルマ旅行2日目というか最終日。

今日は今回の旅行のメインイベントであるパルミジャーノ・レッジャーノの工場を見学します。

朝起きてホテルの周りを散歩。実に気持ちがいい。トリノの家の周りの街路樹にも朝に鳥がやってきてピーチクパーチクやるのはただうるさいだけなのに、こういう場所で聞く鳥のさえずりは実に気持ちがいい。

気持ちのいい朝
お城とホテル
ちょっと肌寒いけどテラスで朝食

まだちょっと肌寒かったけどせっかくの絶景なのでテラスで朝食をいただく。最高だわ。

朝食後チェックアウトして、ホテルから車で10分くらいのBERTINELLIというチーズ工場へ。

お店のチーズを見てツアーが始まるのを待ちます。

いろんなパルミジャーノ・レッジャーノ

参加者が全員集まってツアー開始。英語のツアーなのでアメリカから来た方が多いようです。

最初にミルクが投入される釜を見る。毎朝ミルクが大量に運ばれてきて早朝にここで撹拌していくらしい。今日の作業はもうとっくに終了したみたい。ワイナリー見学もそうだけど、だいたいこういう工場見学は作っているところは見れない。ミルクが運ばれてきて、釜に注がれて撹拌しているところが見たいのだけど。

まあ毎朝5時くらいにやるそうなので仕方ないですね。

ここでミルクをかき混ぜていく

ヨーグルトみたいになったミルクを今度は型に注いで塩水のプールに数日漬ける。この時にパルミジャーノ・レッジャーノ刻印も側面に押されます。

成形過程で側面に刻印
この塩水のプールは結構深くて2,3メートルの深さがある。

で、あとはひたすら保管して発酵させる。最低でも1年って言ったかな?長いものだと36ヶ月とか。長ければ長いほどしょっぱくなって、コリコリした結晶ができる。好みの問題であって、長ければ良いってもんでもないのだけど一般的に長い方が高い。まあそれだけ手間をかけてるってことだから。

最後に圧巻の倉庫へ。

約7000個保管

おおよそ7000個のチーズが置かれてるらしい。で一つ当たり1000ユーロ(約14万円)なのでまあざっくり10億円相当の価値があるものがここに置かれてるわけですね。

正真正銘パルミジャーノ・レッジャーノである証明

ツアー後にチーズの試食会。ワインとチーズをいただけます。発酵月数の違いを食べ比べる。以前は36ヶ月が良い!って思ってたけど、36ヶ月だとちょっとしょっぱすぎますかね。

コリコリした食感も考慮すると24ヶ月が一番良いかな。

食べ比べ

あと最近の新商品のチーズを練り込んだバターも美味しかった。伝統を守りつつも新しいものを開発しようとしているようです。

実に満足なツアーでした。

帰りはフィデンツァというところから高速に乗ったのだけど、高速入り口近くにアウトレットがあったので寄ってみた。トリノにも店舗があるフィレンツェの鞄屋さん「THE BRIDGE」の店舗もあって、かなり割引で売られていたので奥さんのバッグを購入。

THE BRIDGEというブランド

このブランドはそんなに高級というわけでもないのだけど、イタリア人の同僚もよく使ってます。一度同僚と話した時に英語じゃなくてイタリア語で「IL PONTE」とかの方がイタリアブランドっぽくて良いのにと伝えたら、イタリア人にとってはそれは直接的すぎてブランド名としては良くないって言ってました。

どこの国でも「外国語」って響きが良いのでしょうね。
買い物を終えてトリノに帰りました。約1.5時間。ちょうど良い週末旅行でした。

チーズ屋で買ったのお土産。チーズの形をした可愛いチーズ入れとチーズ。
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