会社の同僚のノエミが生まれ育ったサンペイレという村で5年に一度Baìoというお祭りが開かれるそうで、今年がその年だということでお誘いいただいたので行ってきました。
本当は去年がその年なんだけど、コロナで延期。なので今年は6年ぶりのBaìoとなります。

サンペイレというのはピエモンテの南西の山村でもうフランスに近い。Baìoは平たく言うと仮装行列です。ノエミも参加するの?と聞いたら、このお祭りは男性のみ参加できるので、ノエミは参加できないんだそうな。

泊まったサルッツォを8時半に出発。なんせ小さな山村だから駐車スペース確保のために早めについたほうが良いらしい。

モンビゾも綺麗に見えます

村についてノエミに連絡。小さな村なので待ち合わせ場所を決めてなくても教会の前にいるよ!と伝えるだけですぐ会えた。
仮装している人が続々と集まってきてもうすでに祭りが始まってる感じ。

パレードスタート

ノエミについて行ってベストスポットで祭りを眺める。隣村の隊列と合流する場所があるらしく、そこでしばし待ちます。
どんどん隊列が集まる。で、お互いの村のリーダーみたいな人がやってきて剣を交える。それに合わせてみんながBaìo!と叫びます。
Baìoってどう言う意味?って聞いたけど、知らないって笑

まあ細かいことは良いや、僕らもバイーオ!って叫びました。
意味はわからないとしても、このお祭りは千年以上続いているらしく、元々は侵略者たちを追い出したことを祝うお祭りだったそうです。今では春を迎えるという意味合いもあるらしい(Baìoにきていた別の同僚曰く)。

https://triptraveljourney.me/wp-content/uploads/2023/10/230212c.mov
女の子の格好をしていてもみんな男の子です

二つの村の隊列が交わったところを見届けるとみんな村の中心に急いで戻る。なんか木を削るイベントがあるみたい。僕らも戻ったけど、すごい人出でそのイベントは見られなかったのでよくわからないけど・・。

ちなみにこの千年続くお祭りだけど、侵略者役の人は顔を黒塗りして黒人を演じます。数年前にダウンタウンの浜ちゃんがこれをやって差別だと批判されてたけど、このお祭りもいつかはそういう対象になっちゃうのでしょうか?あるいは伝統だから大丈夫なのかな?別に黒人役の人を茶化して笑ってるわけじゃないからね。
女人禁制とか、ブラックフェイスペイントとか時代の厳しい目にさらされて伝統が変わらないと良いな。

ブラックフェイスペイントをして黒人を演じる人も

お祭りを見た後はノエミの実家にお招きいただいてランチをご馳走になった。こういう地元の人の生活にお邪魔できるのは貴重な体験。ありがとうノエミ!

ランチをご馳走になりました

食事をしてしばらくノエミの親戚と話してトリノに帰りました。ピエモンテの伝統を感じられた良いお祭りだったなー。

https://triptraveljourney.me/wp-content/uploads/2023/07/230212h.mov
観光できた人も交えた踊りもあった
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