朝食を食べてからいよいよルーヴル美術館へ。
パリの街をブラ歩きしながら15分くらいで到着。あまり並ばずに入れるというポルト・デ・リオンの入口に並びました。
開館する15分前くらいに並びました。

ポルト・デ・リオンの入口

確かに、そんなに列は長くないかな。でもシーズンオフということもあるかな。
開館時間の9時になりました。
でも列はちっとも進みません。んーやっぱり日本以外の国は時間にルーズなんだなあ。
10分経ちました。まだ進みません。いくらなんでもルーズすぎるんじゃないか。
ちょっとイライラしはじめたら、係員が出てきました。
ようやくオープンかと思ったら衝撃のアナウンス。
「問題があって今日はこの入口は開けません」
は?問題って何だ?あなたが出てきたその入口から僕たちを入れてくれれば良いだけなのに・・・。
でも文句を言っても始まりません。みんな一斉にメインの入口に向かいました。
あの有名なガラスのピラミッドの中央入口です。

結局ここから入りました

9時15分頃に中央入口に並び直し。せっかく開館前に来たのにー。
でも結局中央入口も列がさくさく進んで10分位で入れました。
入口でコートとか荷物を預けていざ出発!
まずはモナ・リザ!ベタだけど一番見たい絵です。メインディッシュは最後にとっておくという手もあるけど、ルーヴルはバカでっかいから、ヘトヘトに疲れてから見るのは嫌だったのです。元気なうちにしっかり見ておこう。
一目散にモナ・リザを目指します。有名な作品はいたるところに案内板があるので迷いません。
朝イチのせいかまだ人も少ないです。もうすぐモナ・リザというところまで来て、とある絵に目が止まりました。
おや?これは・・・もしや。
あれ、その隣の絵ももしや。
人が誰もいなくて信じられなかったけど、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵が5作品あっさり並んでました。
わお・・・。

レオナルド・ダ・ヴィンチ5作品!

いやあ、ルーヴル美術館じゃなかったら、一つの絵だけでも十分美術館の主役を張れるのに、ルーヴルだと数々の名作の中の一つでしかないということなのか・・・。特にパトロンに書き直しを命じられた岩窟の聖母、聖アンナと聖母子、洗礼者ヨハネの3作品は本当に神秘的でダ・ヴィンチの雰囲気がプンプンしてきます。真っ先にモナリザを見るはずだったけど、ここでかなりの時間を費やしていよいよモナ・リザへ。
既に凄い人だかり。さっきのダ・ヴィンチの5作品もモナ・リザと同じくらい素晴らしい作品なのに、なぜかモナ・リザは特別扱いで、ガラスに守られているし、ロープが張られていて絵の近くに寄ることすら出来ません。
なんでこの絵だけがこんなにも特別扱いなんでしょうか。やっぱり絵の価値以外の何か特別な秘密があるのでしょうか??

凄いひとだかり
近寄ることすら出来ません

ともあれ、最大の目的は達しました。あとは片っ端から見て行きます。
覚悟はしていたけどルーヴル美術館、デカすぎます。
正直言ってこの大きさは良くない。素晴らしい作品が多すぎて、麻痺してきてしまうのです。
ダ・ヴィンチの5作品がさらっと展示されていたのもうなずけます。もうちょっと一つ一つの作品をじっくり味わうべきなんじゃないかなあ。
かなり歩き回ってお昼に。既にヘトヘトだったので、お腹もほとんど空いていなかったけど、地下の食堂へ。
簡単な軽食、水、紅茶でお昼をすませました。
水を買った時にクレジットカードをレジに置き忘れてしまい、10分後くらいに慌てて戻ったらレジのお兄さんがカードを持っていてくれてすぐに返してくれました。海外旅行でカードを置き忘れるなんて・・・、よっぽど疲れてると思われます。
モナ・リザを元気なうちにみたのは本当に正解でした。
午後も芸術のフルコースが続きます。メインディッシュが100皿くらい続く感じ。吐いても吐いても料理が出てくる。もうイイ・・・。
工事中の区画とかもあって、フェルメールのレースを編む女の区画は入れなかったけど、残念な気持ちは全く無くむしろ嬉しかったくらい。
ルーヴルはゆっくり丸一日かけて見ようと思ったけど甘かった。3日くらいかけるのがちょうど良いように思います。
ヴァチカン美術館やウフィッツイ美術館も大きかったけど、ルーヴルはその何倍もの大きさだわ・・。
とにかく、疲れたという印象しかないけど、ドラクロワの民衆を導く自由の女神とラ・トゥールの大工のヨセフは感動したな。

民衆を導く自由の女神

そういえばニケも修復中で見れませんでした。疲れてたけどこれはちょっとガッカリ。

ミロのヴィーナスはありました

もちろんこれらの作品以外にもたくさん感動したし、写真もいっぱい撮ったけど、とにかく疲れたという印象が大きすぎます。
ということで夕方に美術館を出て、いったんホテルで休憩することにしました。
歳をとったということかな?

Share this:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Comments