エルサレム旧市街ユダヤ人地区で晩御飯

ヴィアドロローサ巡礼を終えるとすっかり夜になっていました。どこか適当なレストランに入ろう。キリスト教徒地区をぶらぶらしながらレストランを探していると、おじさんが声をかけてくれました。
「どこに行きたいの?」
「地元料理が食べられるオススメレストランありますか?」
「任せなさい。こっち。ついてきなさい。」
お、ありがたい。地元オススメのお店だ。
今日はどこを観光したの?と聞かれたので、
「ベツレヘムです。あのイエスが生まれたところ」
おー、それは良かったね。とイエスに対して拒否反応がない感じ。
キリスト教徒地区で出会ったということもあり、クリスチャンですか?と聞くと
「ノー。俺はパレスチニアンだよ」
なんかマズいこと聞いちゃったのかと思ったけど、さほど気分を害したようでも無い様子。
まあイスラム教徒でも、観光客がイエスにまつわる名所を観光するくらいはどうってことないんでしょう。そんなの気にしてたらエルサレムに住めないですよね。

キリスト教徒地区は新年を祝ってました

ということで数分歩くと、おじさんオススメのお店に着きました。
・・・なんというか、居酒屋?料理もあるにはありそうだけどレンジでチンな感じ。キッチンあるのか?って感じ。確かに地元の人が来る店ではありそうだ。というか遠くから来た観光客はわざわざこんな店に絶対は入らないだろう。別に高級なお店を探してたわけじゃないけど、やっぱり料理が食べたい。おつまみではなく。
でも、せっかく薦められたので一応テーブルについた。
店の親父さんも、不思議そうにメニューを差し出す。数人いた常連客らしき人達も僕たちが珍しそう。開店以来初めての日本人だったんじゃないだろうか(笑)
メニューは英語だったので、観光客が全く来ないわけではないようです。でも全く食べたいものがない・・・。どうしよう。
・・・良いことを思いついた。
親父さんにカード払いが出来るか聞いてみました。
出来ない。現金オンリーとのこと。
良かった。これで言い訳が出来た。
「申し訳ないけど現金が無いから出ます。」
「ああ問題ないよ。またね」
無事脱出成功。お店を出るとさっきのおじさんが近くの商店で買い物していたので、そそくさと逃げてキリスト教区を離れました(笑)
キリスト教徒地区から脱出してユダヤ人地区に向かいました。
何しろユダヤ人にとって1月1日は祝日でも何でもなく、フツーの平日だそうなのでお店もいっぱいやってるだろうってことで。
カルドというかつてのエルサレムのメインストリートを眺めながらユダヤ人地区に入りました。
ユダヤ人地区は他の3つの地区と全く違います。石造りなので確かに旧市街って感じではあるけど、どこか近代的。お金持ちの地区って感じです。

ユダヤ人地区

営業中のレストランもいくつかありました。結局僕等が選んだのはシュワルマサンドイッチ。
ランチと似たようなメニューになっちゃったけど、とっても良い香りだったので負けてしまいました。

ディナーもシュワルマ

広場に面したシュワルマ屋で、鉄板に面した小さなカウンタ−は満席だったので、外のベンチに座って大きなシナゴーグ(ユダヤ教会)を眺めながらディナーとなりました。1月の夜だったので寒いには寒いんだけど、外で食事できるくらいだから極寒と言うわけではないです。

シナゴーグを眺めながら

ついさっきまでキリスト教徒地区にいて、パレスチナ人と話していたのに、今はユダヤ人地区でシナゴーグを眺めながら食事している・・・。エルサレムはなんとも不思議な街です。
極寒ではないものの、ジュースを飲みながら食事していたら体が冷えきってしまったので、ホスピスのカフェで暖かいコーヒーでも頂くとしよう!
ということで、ムスリム地区のオーストリアン・ホスピスに戻ってカフェへ。一転してヨーロッパな雰囲気のカフェで白人モデルのようなウエイターが運んできたコーヒーで暖まりました。ちなみにここではユーロで支払うことが出来ます。
キリスト教、ムスリム、パレスチナ、ユダヤ、オーストリア・・・本当に不思議な街です。

エルサレムの中のヨーロッパ
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