オーストリアンホスピスをチェックアウトしてステパノ門へ。11時に送迎車が来ることになっているので10分前に行ったらもう既にドライバーが待っていてくれました。イスラエルともいよいよお別れです。車に乗って1時間弱でヨルダンとの国境のアレンビー橋の出入国審査場に着きました。ちなみにこのアレンビー橋はイスラエル人はアレンビー橋と言い、ヨルダン人はキング・フセイン橋、アラブ人はアル・カラマー橋と呼ぶそうです。
国境への道のりは極めて順調。ヨルダンとの時差は1時間(ヨルダンが1時間早い)で、ヨルダン側のガイドのサミールさんと13時〜14時くらいにヨルダン側で待ち合わせだったのでまあ多分間に合うでしょう。
と、思っていたら出入国審査場の手前で車がイスラエル兵に止められました。
ドライバーが何やら答えた後、僕等も少し質問されました。
最後に
「ドゥ ユー ハヴ ア ボールペン?」
と聞かれました。いやそう聞こえました。
ボールペン?と不思議に感じながらも、何か書かされるのかと思い、カバンを探してボールペンを探して見せると、どうやら違ったようでもう一度聞かれました。
「No No!Weapon. Do you have a weapon?」
ボールペンじゃなくてウェポンでした。
「ああウェポンか・・ウェポン!?ノーノー!」
って慌てて否定すると、イスラエル兵たちは一斉に笑いました。
質問した時はかなりマジな雰囲気だったように思えたけど、冗談だったのかな?
こんな日本人観光客が武器なんて持ってるわけないし、もし僕が過激派だったとしても、武器持ってるよー何て言う人いるのかな?
ほっとしていよいよ建物に入れるかと思ったら敷地の手前の守衛室みたいなところの遮断機がなかなか上がらない。守衛室の兵士か係員にドライバーが話しかけるけどなにやらあまり相手にしてもらえない様子。どうしたんだろ。15分くらい止められていたと思います。ドライバーにどうして遮断機を開けてもらえないのか?って聞いたら、分からないとのこと。
いやあこの調子だとサミールとの待ち合わせに間に合わないかもなあ。
少しイライラしてきたところでようやく遮断機が上がりました。結局何待ちだったのかさっぱり分かりません。
ともあれこれで出国出来ます。ドライバーとお別れして出国審査へ。出国税を払ってあっという間に出国手続き終了。入国の時は5,6回見せたパスポートも出国の時は1回だけ。
かなりスムーズでした。敷地に入るのに手間取ったけど、出国は思ったよりかなりスムーズ。なんとかサミールとの待ち合わせに間に合いそうだ。
橋を渡るバスに向かいます。
係員がいて、まだバスが来てないから待つように言われました。・・・そうかバスはそんなに頻繁に出てないわな。聞けば次のバスがでるのは30分後。ダメだな。待ち合わせには間に合わない。と思ってたところへ、サミールから預かった携帯電話がなりました。僕等がなかなか来ないから心配したサミールからでした。
今国境でバス待ちだと告げると安心した様子。僕等もサミールとコンタクト出来てちょっとほっとしました。
しばらく待っているとバスが来ました。やれやれと思って乗り込もうとするとこれはローカルのパレスチナの人達向けのバスとのこと。国境を越えるんじゃ無くてパレスチナ自治区のどこかに向かうらしい。ここはヨルダンだけじゃなくパレスチナ自治区との国境でもあるみたい。
パレスチナ自治区行きのバスが出てすぐにもう1台バスが来ました。ようやく僕等のバスです。バスが出発して、窓の外を目を凝らして見ていたけどやっぱり行きと同じようにヨルダン川は見つけられませんでした。うーん残念。
ともあれバスは無事にヨルダンに到着。バスを降りるとサミールの姿が見えました。ヨルダンに戻ってこられてかなりの安心感。やっぱりイスラエルはちょっと緊張感があったんだなー。サミールが入国手続きを手伝ってくれて、さくっと入国審査終了!
さあ、ヨルダン観光再開!
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