神殿の丘に初詣

2013年元旦。
時差ボケもあるせいか6時にパチっと目が覚めました。
ホスピスの屋上に上って初日の出を迎えに行きましょう。
東の空がほのかに明るくなっています。幻想的・・・。

もうすぐ初日の出

ちょっと肌寒かったのでいったん部屋に戻って外着に着替えてもう一度屋上に上がりました。
屋上にもう一度あがると男性がいました。どう見ても日本人だったので話しかけるとやっぱり日本人で色々情報交換しました.
千葉に住んでいらっしゃる方でテルアビブから入ってイスラエルを旅してるらしい。
僕等がヨルダンから陸路で入ったと言うと、マニアックですねーと驚かれました。
いやいやテルアビブで入出国して、イスラエル中を旅するほうがよっぽど凄いと思う。
ハマスとの紛争がついこないだあったばっかりなのに。
少し話しているうちに、空がどんどん明るくなって来てオリーブ山の向こう側にお日様が現れました。
新年あけましておめでとうございます。
ユダヤ人にとっては新年でもなんでも無いらしいけど・・・。

オリーブ山の向こうに初日の出

初日の出にしばし見とれてから早速観光を開始しました.朝食を食べる前にもう一度神殿の丘に行きます。何しろ昨日のウォーキングツアーでは15分くらいしかいられなかったから、消化不良だったんです。
神殿の丘の朝の開放時間は7時30分からとのことだけど、開門前に列が出来ているかもしれないから余裕をみて7時くらいにゲートに行ってみると一人しか並んでいませんでした。うん。これなら並んでいなくても大丈夫だろう。嘆きの壁を見物して時間をつぶすことにしました.

嘆きの壁のコーヒースタンド

嘆きの壁の広場にユダヤの人がいっぱい群がっている掘っ立て小屋がありました。
近寄ってみるとどうやらコーヒースタンドのようです。ちょっと買ってみたかったけど、一目でユダヤ教徒でないと分かる僕たちが行くのははばかられたので遠巻きに見ていると、超正統派の青年が微笑みかけてくれました。
超正統派のユダヤ人と目が合ったのはこれが初めてです。もみあげをくりくりと伸ばした独特な髪型。
これはチャンス!写真撮って良いですか?ってお願いしました。
か細い声でOKのお返事。

撮影させてくれた超正統派

なんとなくだけど、超正統派の人達は同胞以外には全く関心がなさそうに見えます。観光客を邪魔と感じているわけでもなく、かといって仲良くしようとするわけでもなく。ムスリムの人達のほうがまだフレンドリーに思えます。
だからこの青年が僕たちに意識を向けてくれたことが嬉しかったのと同時にちょっと驚きました。
と言ってもその後話が盛り上がるでも無く、写真を撮り終えると青年は去って行ってしまいました。
その後、昨晩と同じように無料貸し出しキッパをかぶって嘆きの壁にまた近づきました。朝からたくさんの人がお祈りしてます。集団で楽しげな歌を歌っている人達もいます。本当にお祈りのスタイルは様々です。
よく見ると壁は人の高さのところまでが少し黒ずんでいます。これはたくさんの人が壁に触れたからその部分が汚れているんだそうです。いったい延べ人数にして何人くらいの人がこの壁に触れてお祈りしたんでしょうね。

腕に巻く紐?を貸し出しています
嘆きの壁は人の高さまで少し黒ずんでいます

7時30分が近づいて来たので、嘆きの壁の初詣を終えてそろそろ神殿の丘にも行きましょう。もう一度神殿の丘の入口に行くとやはり先程と同じ人がひとり待っているだけ。僕等も列に並ぶと先に待っていた男性は日本人でした。いやー日本人本当に世界中を旅してますね。朝の7時30分だというのにもう二人目の日本人です。
少し話をすると、この男性は昨日のお昼も神殿の丘に入ろうとして列に並んだのに、時間制限で入場出来なかったとのこと。かなりの人がまだ並んでいたのに、入場終了となってしまったらしいです。やっぱりどれだけの人が並んでいようと問答無用で打ち切りになっちゃうんですね。
さすがに結構ショックだったらしく、今朝は入れるのかと不安になっているようです。確かにもうすぐ開門予定時間なのに僕等しか並んでいる人がいない・・。
まあ僕たちはかろうじて昨日入場出来ているから、今日入れなくても我慢出来るけどこの人はそうはいかないよねえ。
どうなんだろって思っていると時間通りに無事開門しました。
入場ゲートでセキュリティチェックを受けます。その係員が昨晩嘆きの壁の広場のチェックゲートで少し話した係員でした。ちょっと嬉しくなって笑顔で挨拶すると、なんとなくつれない顔。あれ?もう忘れちゃったかな?昨日話したんだけど覚えてる?って言うと、
「ああ、覚えてるよ。友達がホンダに勤めてる日本人だろ」
って感じで昨日のフレンドリーさはどこへ消えちゃったのか別人かと思うくらいの低いテンション。
まあよく考えたら、昨日は22時くらいまで働いて今日は朝7時30分から仕事だからね(もしかしたら夜勤だったのかも)。お疲れだったのでしょう。
観光客は常に楽しいテンションだけど、向こうは仕事だもんなあ。いつでもハイテンションじゃないよね。
ともあれゲートを通って神殿の丘へ。
昨日のお昼も神殿の丘は静かで厳かな雰囲気だったけど、今朝は人が全然いないからより一層です。
朝陽を受ける岩のドームがキレイ!

朝陽を受ける岩のドーム

昨日は時間が無くていけなかった東側にも行ってみます。
壁の穴からオリーブ山が見えますオリーブ山にはユダヤ人のお墓がいっぱいです。ユダヤの教えではいつの日にかメシアがオリーブ山にやってきて、エルサレムの黄金の門が開かれ、オリーブ山の死者達が復活すると言われています。だからここのお墓に入りたいと願う人が多いのだそうです。

神殿の丘からオリーブ山を望む
オリーブ山のユダヤ人のお墓

そのメシアがエルサレムに入る時に通ると言われている黄金の門は現在は閉じられています。何しろメシアが開けることになっているので。ということでエルサレム旧市街に数多くある門の中で一番重要な門です。一応近くに行ってみました。

黄金門

閉じられた門というより壁って感じです。これ・・メシアは開けられるんですかね。まあ死者も復活させちゃうくらいだからそんなの朝飯前か。
観光客もムスリムも全くいない神殿の丘は確かに感激もんですが、岩のドームやアルアクサーモスクには入れないので、結局は庭をブラブラするくらいしかすることはありません。うーんやっぱり「岩」見たいなあ。
人も全然いないので岩のドームの入口のおばちゃんに「ダメ?」って聞いてみました。
とってもおおらかな笑顔で首を横に振りました。
そりゃそうですよね。今だけ特別に良いよなんてなる分けないよな。つい数年前までは入れたらしいですね。いやホントに残念。

岩のドームは門前払いされました

きっぱり諦めもついたところでそろそろお腹も空いてきたし、ホスピスに戻って朝食としよう!

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