タルシーン神殿からバスでヴァレッタに戻ると、バスターミナルの脇で蚤の市が開かれていたので、ちらっと覗き見してから、セントエルモ砦へ。
セントエルモ砦はヴァレッタの街があるシベラス半島の先端の砦で、聖ヨハネ騎士団がオスマン・トルコと激戦を繰り広げた戦場だったそうなので、ヴァレッタの歴史を語る上で非常に重要な場所だと思いますが、残念ながら普段は砦の中には入れません。
月に数回イン・ガーディアとアラームという催し物が開かれる時だけ、聖エルモ砦の中に入ることが出来ます。
たまたま今回の旅行中にイン・ガーディアが開催されてたので行ってきました。
イン・ガーディアは、聖ヨハネ騎士団の大執行官がこの砦を視察訪問した時の様子を再現したお芝居です。
砦の入口で聖ヨハネ騎士団の衣装をまとった人達が呼び込みをしてます。
一緒に記念撮影をしてからチケットを買って砦の中へ。
チケットは地球の歩き方には5ユーロとありますが、7ユーロでした。
砦の中の中庭のような広場を囲むように客席が作られていて、あいてる席に座りました。
席に着くと既に劇が始まって・・・たのかな?
騎士団の格好をした人がちゃんばらごっこをしてる。
役者が練習してるのか、剣術を磨いている騎士を演じているのか微妙に見分けがつかない(笑)。
アナウンスが何度か流れて、なし崩し的にお芝居が始まった。
アアウンスは複数の言語で翻訳されますが、日本語はなし。
近くにいた日本の団体旅行客は添乗員がイヤホンを通じて翻訳してくれているようで、ちょっと羨ましかったですね。
なにしろ、序盤は何やってるのかさっぱり分からんのです。偉い執行官が来て中庭を行ったり来たりして、書類にサインしたり、側近とひそひそ相談したりしてるだけです。
解説が理解出来れば、なるほどーって感じになるんだと思います。

大執行官が視察に来ました

こんな感じで序盤はイマイチな感じですが、劇が進行するにつれて、言葉は不要の分かりやすい展開になります。
剣術や、鉄砲隊の訓練、兵隊の行進は、めちゃくちゃイメージを膨らませて、ここは中世なんだ!って自分を騙すとなかなか楽しめます。

槍隊の訓練

最後は大砲をドカンと放って劇終了。当然空砲だけど、もの凄い轟音でなかなか迫力がありましたね。しかも火薬が飛び散ってけっこう燃えてたし。日本だったらちょっとした騒ぎになるかもしれないくらい燃えてました。

大砲ドカン!

劇そのものはメリハリに欠けるけど、やっぱりエルモ砦に入れるのは貴重なチャンスだと思うので、滞在中にこのイン・ガーディアかアラームがあるなら、行った方が良いと思います。
ただ、劇が終わってから砦をいろいろ歩いて回れるのかと思ったら、あんまり探索はできません。ちょっと残念。

Share this:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Comments