聖パウロが隠れていた礼拝堂から歩いて5分くらいのところに、聖アガサが隠れていたという礼拝堂があります。
どうやらラバトはいろんな聖人が隠れていた街のようです。
そして隠れる場所はカタコンベと相場が決まっていたようですね。
礼拝堂の事務所に行くと、受付にお兄さんがいて
「あと2分でガイドツアーが始まるよ」
と教えてくれた。何分おきにツアーが行われているのかわからないけど、いいタイミングだったみたい。
他の観光客と一緒に15人くらいで地下に降ります。
地下の礼拝堂というかカタコンベは残念ながら撮影禁止だけど、4世紀のフレスコ画とか、本物のミイラ(というかガイコツ)が残っていたりしてかなりみごたえがあります。
残念なのは聖パウロ同様に聖アガサが誰なのかさっぱりわからないこと。
調べてみたところ、権力者との結婚を拒んで乳房を切り落とされて殺されてしまった人らしい。
祭壇にはキーローのモノグラムが刻まれています。キーローとはギリシャ語でXP。
「キリスト」のスペルの最初の2文字を組み合わせたモノグラムです。ローマ帝国で使われたキリスト教のシンボルだったとのこと。注意してみるとキーローは色々なところでみかけます。
礼拝堂の奥のカタコンベを案内してくれますが、パンフレットによれば観光客にオープンにされているのは全体の1割くらいらしい。
もっとも気味が悪いから、そんなに奥まで行きたいと思わないけど。
カタコンベの奥で古いフレスコ画を見せてもらいました。鳩やグラスが描かれていて、中心がキリストを表してるみたいな説明だったけど、かすれていてキーローにも十字架にも見えないしイマイチ良く分からなかった。英語の聞き取り間違いかな?
・・・そういえばウィンドウズXPってもしかしてウインドウズ「キリスト」っていう隠しメッセージなのかな?・・・考え過ぎか。
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