ヴァレッタの真ん中にある騎士団長の宮殿。
入口でチケットを買う時に音声ガイド(日本語はなし)を貸してくれるけど、これはどうやら併設されてる兵器庫のガイドみたいです。騎士団長の宮殿を見ながら、ガイドを聞いていてもどこを説明しているのかさっぱり分からず、宮殿の後に兵器庫に行ったら音声ガイドの番号が書かれていて、ああここのガイドだったのかと気がつきました。
ただ、肝心の兵器庫では電池切れで全くガイドを聞けなかった・・。まあ聞けても英語だからほとんど分からなかったと思うけど。
中庭から宮殿に入り、2階の部屋を見て回ります。廊下には当時の甲冑が並べられていて雰囲気を盛り上げてくれます。団長の宮殿というからにはおそらくヴァレットさんもここに住んでいたんでしょうね。ヴァレットさんの肖像画もかけてありました。
現在も大統領府として使われているらしく、
「ここから先は立ち入り禁止」
ゾーンがありました。おそらく大統領のお部屋なんでしょう。家に毎日毎日観光客がいっぱい来るんじゃ大統領もくつろげないんじゃないかと思います。
これまた立ち入り禁止なのですが、趣のある螺旋階段があります。この階段は重い甲冑を着た騎士が登れるように段差を低くしているそうです。確かにめちゃくちゃ低い段差なんだけど、甲冑着ちゃうとこんな段差しか登れないくらいに機動力が無くなるんだろうか?そんなんでトルコ軍によく勝てたなって思います。
そんな重い甲冑は、宮殿に併設されている兵器庫にたくさん置いてあります。相手のトルコ軍の装備も置いてあるんだけど、確かにマルタ軍の甲冑のほうが重そう。トルコはとっても軽装備。騎士達はそれぞれデザインにこだわった甲冑を着ていてヨーロッパの色々な地方で甲冑を作らせていたらしい。中でもミラノ製の甲冑はかっこ良かったな。やっぱり当時からミラノはおしゃれの最先端を走っていたわけです。
兵器庫を見た後、お土産売り場を見ている時に妻と母がトイレに行きました。妻が先に戻って来たけどなかなか母が戻ってこない。すると何やらお土産売り場のおばちゃんがドタバタと右往左往してる。なんだろ?って思っていると、トイレから誰か出られなくっちゃったらしい。
間違いなくウチの母ですね。結局、係員が鍵を開けてくれてすぐに出られたんだけど、たまたま外で順番待ちをしていた人が日本人で、母が助けを求めたら係員を呼んで来てくれたらしい。母曰く、何かの弾みで勝手に鍵がかかっちゃったらしい。しかも内側からは開けられない鍵。いやーおっかないですね。人が多い時間帯で、しかもたまたま次の人が日本人で良かった。不幸中の幸だったかな。
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