シェムリアップの街からちょっと離れた所にロリュオス遺跡群はあります。
10km以上離れているんだけど、アンコールワット共通チケットで入場できるので、3日券の最終日である今日のうちに行くことにしました。
オールドマーケット周辺でトゥクトゥクドライバーに
「ロリュオスに行きたい!」
と告げるも全く通じない
「ロ・リュ・オ・ス!」
ゆっくり言ってもダメ。
んー有名な遺跡のはずなのに。多分発音が違うんだろう。
すると別のドライバーが近寄って来た。
「俺はそこ知ってる。俺のトゥクトゥクにしなよ」
「いくら?」
「2ドル」
「1ドルでどう?」
あっさりOK。結構遠いのに1ドルか。安いなー、ラッキー。と思ってトゥクトゥクに乗り込む。

ロリュオス遺跡に向かってる?

2,3分走ったところでトゥクトゥクが止まった。ん?何だろって思っているとドライバーが話しかけて来た。
「で、どこに行きたいって?」
・・・結局このドライバーにも通じてなかったらしい。
地図を取り出したので、ロリュオスを指差すと
「ああーロリュオスのことか!」
だからさっきからそう言ってるでしょって突っ込みたくなった。
全く同じ発音に思えたけど。
「そこは1ドルじゃ無理。めちゃくちゃ遠い。片道40分も掛かる。20ドルでどうだ?」
おいおい話が違いすぎるでしょ。さすがに1ドルじゃ安すぎるって思ってたけど、20倍に跳ね上がったら納得できない。
そこから激しい値段交渉開始。当方提示額8ドル、先方提示額10ドルまで歩み寄った。
じゃあ間とって9ドルにしましょうというと
「1ドルくらい良いじゃないか」
「それはお互い様でしょう」
ってことでなんとか9ドルで決着。ちなみにこれは往復の値段です。
40分かかると言われたけど、30分弱でロリュオス到着。
ロリュオスはアンコール地域の遺跡よりも古い3つの遺跡が集まっています。
まずはプリア・コーという遺跡。

プリア・コー

10分程度で参拝終了。
トゥクトゥクで5分くらいで次の遺跡バコンに到着。
ここが一番見たかった遺跡です。
5層のピラミッド式の寺院で背景を何も知らなくても、感動できる素晴らしさ。
敷地内に小学校があって、小学生が募金を募っていたのでポケットに入っていたレアル札を数枚寄付しました。すると小学生がペコリと頭を下げて
「カムサハムニダ」
そういえばキムサンさんが日本人よりも韓国人の観光客のほうが多いって言ってたな。

バコン
鼻がもげちゃった象

2つの遺跡を見終わって、最後の遺跡に向かう直前にドライバーがトンレサップ湖は観光したか?と聞いてきた。
午前中に言って来たよと言うと、僕らが行ったトンレサップ湖は観光化されていてちっとも良くないと言う。
あれ買え、これ買えとうるさかっただろう?と。
本当のトンレサップ湖の生活を案内してくれると言う。
奥のジャングルを指差して、トゥクトゥクでほんの10分くらい行ったところの集落に案内してくれると言う。最初は追加料金で一人2ドルと言われたけど、追加料金無しで集落の人に心付けをあげればOKと言ってきた。
んー、このドライバーさんは誠実な感じはするけど、最初は2ドルだったのにタダでも良いというところがなんだか怪しい。現場もジャングルの向こうというのがまたちょっと怖い。ジャングルの奥に連れてかれて身ぐるみ剥がされても助けも呼べないからなあ。
かなり迷った末、リアルトンレサップツアーは断りました。断ると拍子抜けするくらいあっさりと引き下がったので、もしかしたら本当に集落を案内してくれるだけだったのかもしれない。ちょっと後ろ髪ひかれたけど、リスクは負えないからしょうがないですね。
最後にロレイという遺跡を見てロリュオス観光終了。ロレイは修復中で、あんまり見応えが無かった上に、地球の歩き方によれば見逃せないポイントである「リンガ」も見逃してしまいました。

ロレイ

遺跡の隣にはお坊さんの学校があって、授業が行われてました。

お坊さんの学校

ロリュオス観光を終えてまた30分くらいかけてシェムリアップに帰りました。
トゥクトゥクドライバーさんは終始真摯な態度で感じの良い人だったので、結局9ドル+チップ1ドルで10ドル払いました。
ちょっと恐縮しながらお礼を言うドライバーさんの姿を見て、やっぱりリアルトンレサップを案内してもらえば良かったか?ってちょっと思いました(笑)。

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