サントリーニ島の朝

昼間は25度前後まで気温が上がって暑いくらいだけど、12月なだけに朝は結構寒い。
8時前に起きてベランダに出てみると、曇っているせいもあるのかダウンなしではいられない。
ぼーっと海を眺めていると、C・ロナウド似のお兄ちゃんが朝食の準備を始めた。ゆっくりゆっくり一部屋分ずつ朝食を作っていく。作るといってもコーヒーを入れて、パンを温めるくらいなんだけど、僕らの朝食が来るまで1時間近くかかったかな。まあ特に今日も観光の予定がある訳じゃないから焦ってはいなかったけど、お腹が空いてたから結構長く感じたな。
ホテルにいついているモップみたいなワンちゃん(写真参照)が、僕らになついて朝食の間ずーっと一緒にいた。人懐っこいんだけど、しっぽを振って興奮してはしゃぐというようなことはなく、おとなしーくくっついてる。サントリーニは犬が凄く多いけどみんなおとなしい。何十匹って数の犬を見たけど、鳴き声は一度も聞かなかったなあ。しつけがなっているのか、脅威がないから吠える必要がないのか・・。

一緒に散歩したワンちゃん

朝食を食べて、とりあえずフィラまで散歩。その時もワンちゃんは一緒。僕らの前を歩いて先導してくれる。なんで僕らの行き先が分かるんだろ。ちょこちょこ歩いて時々車道に出るもんだから、車に轢かれやしないかとややヒヤヒヤしながら一緒に歩く。朝起きてから2時間近くも一緒だ。もしかしたら今日はずっと一緒かもしれないなと思ったら、フィラに着いた途端、別の日本人カップルにくっついて行っちゃった。
ずっと一緒だったらちょっと面倒かもって思ってたのに、離れて行った途端にちょっと寂しい気持ちと、日本人カップルに対する嫉妬みたいな感覚が沸き起こった。この浮気者め!って感じ(笑)

フィラまで一緒に散歩

さて、フィラに着いたものの何をするか決めてない。とりあえずバスステーションに行ってあても無くバスに乗ってみようかと思ったら、どのバスも行ったばかりで次のバスまで2時間も来ない。ということでバスは諦めて、徒歩でぶらぶら島を歩くことに。
昨日は海沿いの街を歩いたので今日は内陸部へ。フィラから空港の方向にあるkarteradosという街を目指して歩いた。
途中スーパーや電気屋が集まった商店街のようなところを通った。すると数人の子供達がトライアングルを持って歩いているのが見えた。教会の集まりかな?と思って見ていると子供達はスーパーに入っていって、トライアングルを鳴らして歌い出した。トライアングルの音色はチーン、チーンって穏やかな感じじゃなくて、
チン!チン!チン!チン!チン!チン!チン!チン!チン!
って目覚まし時計みたいにやかましくかき鳴らす感じ。
しばらくして歌い終わるか終わらないかくらいのところで、レジのお姉さんが子供達に小銭を渡した。
今日は大晦日だから、多分これは島の大晦日の風習なんだろうな。
ハロウィン+お年玉みたいなもんだろう。
お金を貰うと子供達は隣のお店に行って、またさっきのやかましい歌を歌い始めた。
何軒かのお店でこういう光景を見かけたけど、どのお店の人もやや迷惑そうだったのは気のせいかな?頼むからお金あげるからどっか行ってくれみたいな(笑)
そんな島の珍しい風習?を見ながら20分くらい歩いてkarteradosに到着。
到着と言っても特に何にもない。洋服の移動販売のおばちゃんが大声で客引きしている以外は人気もほとんど無し。

karteradosの街

karteradosの街もFiraやFirostefaniみたいに細い路地が入り組んでるんだけど、ロマンチック度合いはちょっと劣る。やや小汚い感じで、フィラの雰囲気にリスボンの路地の雰囲気を足したような感じかな。あまり小道に入りすぎちゃうと戻れなくなるんじゃないかと不安になるくらいの迷路っぷりだったので、さささっと路地を歩いて観光終了。
ちょっと歩いただけでもやっぱり教会にはたくさん出会いました。どの教会も何故か人気が無かったけど・・・。

karteradosの教会
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