千本釈迦堂

11月の3連休にかけて両親が上洛し、我が家を拠点に京都・奈良の観光旅行をしました。
平日は一緒に回れないので、土曜の今日は一緒に観光。
有名どころはもうほとんど回った様子で、父が行きたいと言ったのは千本釈迦堂。
正式名は大恩寺というらしいんだけど、正直名前も聞いたことなかった。
雑誌の仏像特集に掲載されてた木造六観音像を見たいらしい。
そういう機会でもないと行くこともなさそうだから気楽に行きました。
11月の3連休は多分1年で最も京都が観光客で溢れかえる3日間だと思う。
ところがこの千本釈迦堂は参拝者は僕らだけ。
実に寂しい感じだったけど、実は「おかめ」の塚があるなかなかインパクトのあるお寺。12月の大根炊きも有名。
おかめさんというのはここの本堂を建設した大工の棟梁の妻で、夫のミスを挽回する助言をしたんだけど、それが世間に知れては夫の名を汚してしまうと思い、自害してしまったらしい。現代の感覚からすればなんでそんなことで死んじゃうのかと思うけど、昔は辱めを受けることは死よりも耐え難かったんだろうな。
おかめさんはひょうきんなイメージがあるけど、そんな悲しい物語があるんですね。
ひょっとこにもそういう逸話があるのかな?
肝心の木造六観音像ですが、等身大の六観音像が揃っているのはなかなかないらしい。
確かに荘厳な感じだけど、いかんせんこの観音像が飾られている宝物殿がよろしくない。くらーい照明で、お客さんも少ないせいかかなりほこりっぽい。
感想を聞くのを忘れたけど、両親にとってこの千本釈迦堂は期待通りだったのかな?

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