Civita di Bagnoregioの朝。
全然早起きじゃなかったけど、朝の風景も撮影したかったのでまた橋に向かう(昨日から3回目)
朝は思いっきり逆光であまり撮影には向いていなかった。でも朝日を背中に受けたCivitaはカッコ良かった。
昨日の夕方もそんなに人はいなかったのだけど、朝はもっと人がいない。僕のように街の写真を撮りたい人がちらほらいる程度。
昨日部屋に入ってこようとした猫が戯れてきた。可愛いなー。Civitaは猫が多いです。
さて、今日はCivitaを出てオルヴィエートを観光してモデナに向かいます。でもCivitaで気になっていた博物館があったのでそちらの開館を待つ。
Googleによれば9時開館なのだけど、当然開かない。でも耳を澄ますと係員が中(建物の上)で準備している音が聞こえるのでもうすぐ来るでしょう。
15分くらい経って男性がやってきてようやく入れた。チケットのシステムがうまく動かなくて、入場料は出る時に払うことに。時間通りではないとか、システムがうまくいかないとかでは全く動じなくなりました。9時ぴったりには開かないかもというより、こんなに小さな規模の博物館なら開くわけがないという認識になった。
良いのか悪いのかわからないけど大らかになったとも言える笑
さて、このCivita博物館。本当に行って良かった!このCivitaがいかに「死にゆく街」なのか、それをどう食い止めようとしているのかがよく分かります。
Civitaは約2500年前に作られた街なのだけど、当時はこんなに陸の孤島じゃなくて、おそらく小高い丘の上の街だった。
中世でもそうだったようで、確かに丘ではあったのだけど断崖絶壁の崖の上の街ではなく、普通の坂道を辿っていける街だったらしい。
雨風でどんどん侵食されて今のようになってしまったんだって。直近50年でもかなり侵食が進んでる。数十年後には今の橋も建て替えないと行けないんじゃないかね・・。
ということでこの街の成り立ちを知ることができてとても良かった。Civitaに来るのであればさらっとでも良いのでここに立ち寄ることをお勧めします!
思いの外博物館にじっくり滞在してから、鍵を家に置いてオーナーさんに連絡してチェックアウト。この宿で気をつけないといけないのは庭の門の鍵を中から開けて出る必要があるので、庭の門を開けて奥さんに門を開けっぱなしにしておいてもらって、部屋に戻って鍵を置いて出てる必要があります。
分かりずらいと思うけど要するに鍵を家に置いて家から出てしまうと、家にも入れない、庭から外にも出られないという状況になってしまうのです。普通外に出る時は門の近くの壁に開錠ボタンがあるのだけどここは無かったです。こういうところも日本と比べて「仕組み」がしっかりしてるわけではないので、状況を判断して臨機応変に対応していく必要があります。こういう社会をイタリア人は「人間らしい」として好んでいるようです。
まあ・・最近僕もそれに賛成かな・・。
WhatsAppでオーナーさんに連絡したら橋の麓まで車で迎えに来てくれていた。たまたま外出する用があったからと。橋から少し離れている駐車場まで車で送ってもらえました。
オルヴィエートに向かうときにLubrianoという隣町に寄ってCivitaを横から見てみました。さっき博物館で見た侵食具合がよくわかる。Civitaは今はB&Bやレストラン、お土産物屋ばかりで住んでいる人はほとんどいないらしい。こんな状況ならそりゃそうだ。
本当に「街」として機能している時に来てみたかったな。
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