中部イタリア旅行3泊目はチヴィタ・ディ・バーニョレージョ。
2500年以上前に台地の上に作られた街でその周辺部がどんどん崩れていって陸の孤島になってしまった街。バーニョレージョの街からは陸橋を渡っていかないといけなくて、天空の街とか死にゆく街といわれているそうです。
今回の旅行のテーマは中部イタリアでウンブリアをメインに観光しているのだけど、ここはギリギリラツィオ州。あまり色々なところに毎日移動するのも慌ただしいなと思っていたのだけど、3泊目をオルヴィエートかここにするか迷って、前日にとても良い宿が見つかったのでこちらにしました。
アッシジから車で1時間半くらい。思ったより遠かった。
橋から少し離れた駐車場で宿を管理する女性と待ち合わせ。チヴィタの住人用の駐車チケットを車に置いて女性の車でいざ橋へ。
宿の管理人さんは元々チヴィタに住んでいたけど80年代か90年代(忘れた)にバーニョレージョに引っ越したのだそう。その後もしばらく女性のお祖父さんとお婆さんが住んでいたらしい。おそらく・・・お二人が亡くなってお家をB&Bにしたのでしょう。
ちなみにGerani RossiというB&Bです。
橋の向こうにチヴィタが見えた。おおお・・・こいつぁ凄い。
今回の旅行で寄った街のほとんどが防衛上の理由で丘の上に作られていたけど、これは流石にやり過ぎ。攻められないだろうけど不便すぎるでしょう。
橋の麓で管理人の女性と別れていよいよチヴィタに向かいます。本来橋の通行料がかかるのだけど、チヴィタに泊まる人は無料。すぐそこに見えているのだけど結構遠い。
10分くらい歩いて街に到着。宿は街の入り口のすぐ近くでした。
とても綺麗。綺麗なのだけど生活感も凄くて、人のお家にお邪魔している感が強くて結構落ち着かない。お祖父さんとおばあさんの写真も普通に飾られてるし。
(ただ不思議なもので一晩寝た翌朝にはすっかり居心地が良くなってた。小さい頃から引っ越しを重ねて色んな所に住んだせいかな?)
急な階段を登って2階が寝室。小さな寝室もあって最大4人泊まれる(まあ今のソファでも良ければ5人はいける)
窓から外を眺めるとさっきまでどんよりしていた空が晴れてきた!
夕日を浴びるチヴィタを撮影したい!橋にまた戻ろうと宿を出ようとしたら可愛いお客さんが・・・
ちょこんとドアの前に座っていて「入って良い?」と聞いてくる。で入ってこようとするので、いやいやダメなのよごめんねというやりとりを続けてなかなか外に出られない苦笑。
しばらく待ってドアから少し離れた隙に宿から出ました。この辺の飼い猫と思われ翌日までずっとこのあたりにいました。
橋に行ってチヴィタを振り返って見る。おお・・・さっきまでの雲も少し残っていてど迫力だ。チヴィタの写真を撮るなら西陽が当たる夕方がおすすめです。
全景写真を撮ってまたチヴィタに戻って今度は街ブラ。とても小さな街なのですぐ回れます。
街の外れまで来た。橋の反対側はどうなっているのか見てみると、侵食が進んでいるようで道が途中で無くなっていた。昔はこちら側から谷へも行けたのかもしれない。
あまりに小さな街で晩御飯を食べられるところがあるか若干心配だったけど、幸い美味しそうな炭火焼きのお店があって無事予約も完了。
美味しい炭火焼きステーキとドルチェにスフレ?をいただきました。ハイクオリティでとても満足。
食後もう一度懲りずに橋へ。ライトアップされたCivitaをパチリ。でもカメラの撮影設定のせいか色の感じが実際と全然違う感じになってしまった。実際はこんなに下品な色ではないです。
でも、感動するほど綺麗ということでもないのだけど。
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