会社の同僚ブランカがヴィコフォルテという村のクーポラに登った話をしていて面白そうだったので車で来てみた。
高速から降りてヴィコフォルテに向かうと、村からずいぶん離れたところから大きな教会が確認できた。教会に引きつけられるようにして村に到着。
まず教会へ入る。お土産ショップ(というか十字架とか本気の宗教アイテムを売っているお店)で、クーポラへの入り口を聞くと、それは教会の向かいのツアー会社が催行してるとのこと。
早速行ってみると午前中の回はちょうど出発してしまったそうで、次回は14時とのこと。なるほど下調べが足らんかったか。
でも大丈夫。この近くのモンドビという村からの眺めが良いと別の同僚アゴスティーノに教えてもらっていたので、モンドビへ向かう。車で10分くらいの距離。
村の広場を通って見晴台へ。
いやー確かに気持ちいい!そしてこんな絶景でも誰もいない。ちょっと寂しくなって広場に戻る。まあ広場も数人しか人がいないのだけど。
ここまで車でさくっと来てしまったけど、この広場はかなり高いところにあって、下の街とこことはフニクラで繋がってます。下に駐車してフニクラで上がってくるのも面白かったかな?
広場のなんてことないカフェでパニーニのランチ。なんとこんな田舎の村なのにお店のお兄さんは綺麗な英語を話した。外国人観光客なんてここに来るんだろうか?
ちなみにこの広場に面して陶器博物館があった。妻が興味があったのだけど、なんと営業は15時半から。イタリアに来て多くのお店や博物館が昼休みを取るという文化の違いに驚いたけど・・午前も昼休みも当然休んで15時から18時しか仕事しないというのは・・・。まあいつかピンポイントでそこを狙って来よう。
ランチを食べてまた車でヴィコフォルテに戻る。
ショップに集合してみんなヘルメットとハーネスを装着する。おそらくここまでしなくても全く問題ないのだろうけど、この本気具合がいい。
ちなみに全くどうでもいい情報というかむしろ要らない情報だろうけど、ヘルメットが臭かった。まあ夏ですからね・・・。
教会に入ってガイドの説明を聞きながら進む。その昔猟師が間違って発砲してしまった弾がマリア様の絵に当たったそうで、その時マリア様についた銃痕から血が流れたそうです。どこかで聞いたことがあるような話だけどありがたく拝聴する。
あとこの教会のクーポラの何が特殊かというとクーポラが正円ではなく楕円なのです。楕円のクーポラとしては世界最大のようです(確かそう言ってたと思います)。楕円だとその形をキープするのがやっかいらしく、今も振動等をモニタリングしていて崩壊の予兆があれば対策できるようにしているらしい。
なるほど。ヘルメットは大袈裟と思っていたけどそれなりに理由があるようだ。まあ崩壊したらヘルメットでは何の助けにもならないのだろうけど。ちなみに名古屋大学がこの振動のモニタリング?に協力しているそうです。僕らが日本人だと知って教えてくれました。
最後のクーポラ登頂のところで急勾配の梯子を登るときにハーネスを使います。先にガイドが行って上で我々を捕まえてくれる。
クーポラの上からの眺めは・・思ったよりも高くなかったのだけど、教会内部を一番上から見下ろすとめちゃくちゃ高くて怖かった・・・
以上で終了です。下に降りてマリア様の絵を改めて確認してツアー終了。教会前のカフェで甘物を食べてトリノに帰りました。
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