ピエモンテとロンバルディアにはSacri Monti(聖なる山々)と称される山というか教会群がある。全部で9つのSacri Montiが世界遺産として登録されているそうです。
その一つのOropaという山にあるSacro Monteに行ってきました。車でトリノから1時間ちょっとで到着。
まだ雪も残っていて神聖な雰囲気が漂っています。
Sacro Monteはそもそもエルサレムがイスラムに支配されていた15世紀頃にエルサレム巡礼ができないキリスト教徒のために作られた聖地だそうです。
このオロパには黒い聖母像があるのだけど、もともとこの地はケルト信仰の地であって、その女神信仰が聖母信仰に繋がったと思われます。
まずは聖母を参拝してカフェへ。もともとここは巡礼を意図して作られたので宿泊施設や売店、レストラン、カフェが整備されてます。
カフェで一服した後もう一度聖母像に参拝して後ろに聳える大きな聖堂を参拝。世界中のプレゼッペが展示されていて面白かった。
大聖堂の参拝も終わってさてそろそろ帰りましょうかとなった時に、どうやら教会の隣の山の小さなチャペル群も見どころのようだと気づいた。
というかよくよく調べてみるとそちらが聖なる山であって、今までみていた教会やら大聖堂は聖なる山に付属する教会に過ぎないらしい。
でもうっかり間違って雪が深い道を歩いてしまい、聖なる山のチャペルを全て回る気力がすっかりなくなってしまったので、少し眺めて観光終了としました。
あまり有名な観光地ではありませんが、こちらを訪れるのであれば本命はドドーンと威厳のある大聖堂ではなく、隣の丘のひっそりしたチャペル群ですので間違えのなきよう・・・。
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