フォロ・ロマーノ、コロッセオ、ボルゲーゼ美術館という両親のリクエスト(ヴァチカンは以前訪問済み)を全てクリアして、あとは適当に街ブラをしようということでバスで中心地へ。
僕らも行ったことがなかったのでパンテオンに向かおうとした時にトレビの泉が近いことが分かった。でもトレビの泉って僕らは大して感動しなかった記憶があるので
「まあタダの噴水だから行かなくても良いよね?」
と一応聞いたら「行きたい」とのこと。
ほうそうですか。いやもちろん行きたいならお連れしますよ。ということで歩いて向かった。細い路地を歩いていくと開けたところに出て物凄い数の観光客。
トレビの泉大人気でした。
観光客が多過ぎるところが玉に瑕だけど、これは有名になるだけのことはある。パスして良いよねなどと親に言ったのは申し訳ない。流石にわざわざローマまで来たならまあ見ておいて損はないですな。
続いてパンテオン。こちらは僕らも行ったことがないのでちょっと楽しみ。長蛇の列が出来ていたけど、どんどん流れていったのでそんなに待たずに入れた。ちなみに無料。
前々から気になってた疑問を係の人に聞いた。
「あの天窓はガラスが入ってるのですか?」
答えは・・「NO!」いやー意外!入ってると思ってた。では雨が降ったら?当然雨は入ってくるけど床が少し傾斜しているから雨は外に流れていくらしい。
そうかー。雨が降ってる時に来てみたいなー。
パンテオンは著名な人のお墓がある。トリノに住んでから知ったヴィットリオ・エマヌエーレ2世とかウンベルト1世とか。具体的に何をしたのかよく知らないけど、とにかくトリノにも彼らの名前を冠した通りがあるので立派な功績がある方なのでしょう。
イタリアに住まわせていただいているのでしっかりお墓参りしておく。
あとラファエロのお墓もありました。確かダヴィンチコードでも登場してたと思う。
パンテオンを出て会社の同僚が勧めてくれたレストランの方向へ歩く。途中でサン ルイージ デイ フランチェージ教会の前を通りかかった。この教会にカラヴァッジョがあったことを思い出して立ち寄ることに。
他の参拝客もカラヴァッジョがお目当てのようで、ほとんどの参拝客は教会に入るや否や左側の前方へ突き進む。1ユーロを入れると一定時間照明がつく仕組みになっていて、僕らが見始めてすぐに照明が切れてしまった。絵の前に人が大勢いるのに1ユーロを入れようとする人は誰もいない。みんな「誰かが入れてくれるだろう」と期待して待ってる。結局僕が1ユーロ入れました。年配のご夫婦がお礼を言ってくれたけど、他の人は何も言わずただこのおこぼれに預かるだけ。
なんか・・せっかく教会にいて、こんなに素晴らしい作品を目の前にしてそういう姿勢っていかがなものかってちょっと嫌な気持ちになった。お礼を言って欲しいわけじゃない。
僕も最初はそうだったわけだけど、他人の善意をあてにして待ってしまった自分を恥じたり、その他人の善意に対して感謝の気持ちを表現したいという感覚を持った人がもうちょっといても良いんじゃないかと思った。こういう場所なだけに。
教会を出てから会社のローマ好きの同僚が勧めてくれたレストランへ。予約なしで行ったところ行列がすでに出来てしまっていたけど、ちょっと待てば席に案内できるとのこと。結局15分くらい待って席に案内された。
性懲りも無く今日もカルボナーラ。前日の教訓から今日は1皿だけ。それでも量が多かった・・・。味は当然美味しい!やっぱりローマはカルボナーラですなあ。
夕食後バスに乗ってホテルに戻る。一旦ゆっくりしてから僕と妻だけでホテル近くのジェラテリアへ。いかにも美味しそうな雰囲気のこぢんまりとしたジェラテリアだったけど、甘ったるくてイマイチ。ジェラートはトリノの方が平均レベルは上かもしれない。(まあローマの経験が少なすぎるけど)
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