エルサレムのウォーキングツアーその1アルメニア人地区編

イスラエルの入国が思っていたよりもスムーズだったのと、ヨルダンとイスラエルに1時間の時差があったということもあって、お昼前後にエルサレムに着くと思ってたところが、10時半頃到着しました。
事前の下調べで、11時出発の旧市街の見どころを歩いて回るウォーキングツアーがあるというのを知っていたんだけど、到底それには間に合わないだろうって諦めてました。
でも、ホスピスにカバンを預けて身軽になった時点でまだ10時半。ウォーキングツアーの集合場所であるヤッフォ門までは歩いて10分くらいのはず。当日に予約無しで参加出来るのかどうか分からなかったけどとりあえず行ってみることにしました。
ヴィア・ドロローサを歩いてヤッフォ門に向かいます。2000年前にキリストが十字架を背負って歩いたと言うこの道も、今は土産物屋が立ち並ぶただの商店街。
商店街を抜けて大きな通りに出るとすぐにヤッフォ門はありました。門の近くにある観光案内所で日本語のパンフレットをもらって、両替をしていざウォーキングツアーの集合場所へ。
事前に調べたツアーのロゴが入った看板を持ったおじさんとおばさんがいました。聞いてみると当日参加もOKとのこと。SANDEMANという会社が主催しているこのウォーキングツアーは無料のツアーと有料のツアーがあります。無料のツアーは多少穴場的なところも案内してくれるものの、旧市街内をさらっと回るだけのようで、いわゆる観光ポイントにはあまり行かない。
有料のツアーは85NIS(約2000円)だけど、最後の晩餐の部屋とか聖墳墓教会とか要所を抑えたツアー。なんと言っても魅力的なのは神殿の丘にも入れるってこと。
神殿の丘は観光客が入れる時間が限られていて、入場するのに行列に並ばなければならず制限時間内に入場出来ない場合はどんなに行列待ちしている人がたくさんいても、時間になったら入れなくなってしまうらしい。
自力で入場出来るのか、何時間くらい前から並べば入れるのか分からず不安だったので、ツアーに組み込まれていて必ず入れるなら良いなと思ったので、これが決め手となって有料ツアーにしました。お金を払ってレシートのようなしょぼいチケットを貰ってツアーの開始を待ちます。

ヤッフォ門からウォーキングツアー開始

集合場所にはたくさん人がいましたが、大半は無料ツアーの参加者でした。有料ツアー参加者は15人くらい。イタリア人、フランス人、コロンビア人、南アフリカ人、エルサレム在住のユダヤ人男の子とその叔父にあたるアメリカ人と世界選抜の様相を呈しています。
最初に自己紹介をしましょうということになって、僕たちニッポン代表もたどたどしい英語でなんとか自己紹介していよいよスタート。
最初は旧市街を南に歩いてアルメニア人地区に行きます。旅行好きとしては恥ずかしながら、アルメニアという国はこの旅行の準備の時に初めて知りました。世界で初めてキリスト教を国教とした国ということでキリスト教の世界では一目置かれているようです。なので、旧市街を構成する4つの地区の内の一つを占めています。他の3つはキリスト教地区、ユダヤ人地区、ムスリム地区です。
途中でガイドがアルメニアミュージアムという看板の前で立ち止まってそのロゴについて説明してくれました。JとCとBを重ねたようなロゴはJACOB(ヤコブ)を意味しているらしく・・・。それくらいしか分かりませんでした。集合した時点で薄々気付いていましたが、このガイドのおばちゃんの英語はめちゃくちゃ速い。英語が母国語でない人が多く参加するツアーだと思うんだけど容赦ない。それでもおそらく僕等以外の参加者は100%理解しているご様子。まあ仕方ない頑張ってついていこう。

ヤコブってことらしい

ヤコブのロゴの次は聖ヤコブ大聖堂の前で何やら解説が始まりました。99%理解出来ません。すると中から司祭と思われる人が出て来てガイドのおばちゃんに話しかけました。やはり何にも分からない(というか英語だったかどうかすら分からない)けどおそらく
「まあこんな通りにいないで中に入ったらどうか?」
みたいな感じだったんじゃないかと思います。
中庭みたいなところに案内されて教会の壁画とかを眺めます。すると今度はアルメニア十字についての解説がはじまりました。十字の先が二つに分かれていて8方向を示しているということが言葉ではなくジェスチャーで理解出来ました。教会の中には入らずアルメニア人地区はこれで終わり。

アルメニア十字の解説中
Share this:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Comments