今日はヨルダン観光のハイライトのペトラ遺跡観光。
1日かけてじっくり回ります。ホテルで朝食をとって8時30分頃遺跡に入場しました。
昨日のペトラ・バイ・ナイトの時は真っ暗で分からなかったけど、入口からシークまでの間もたくさん遺跡があります。

いきなり遺跡が現れます

その遺跡の一つからナバタイの戦士が出てきました!もちろん観光客向けの戦士です。これから出勤のようです。遺跡が控え室になってるんですね。

遺跡からナバタイ戦士が登場

ナバタイ戦士の後ろをついていってシークに入りました。

シークを歩くナバタイ戦士

シークも昨日の夜は真っ暗で分からなかったけど、横に水路の跡がみられます。ポンペイでもマチュピチュでもそうだったけど、遺跡には必ず遺跡が残ってますね。水をいかに確保するかというのが文明にとってとても重要なんですね。

シークの水路

シークが終わりにさしかかった頃、観光客がガイドにカフィーヤを巻いてもらっていました。

カフィーヤ巻き方教室

僕も真似して巻いてみよう。じーっと観察して見よう見まねで巻いてみるけどうまくいかない。するとそのガイドが見かねて僕にも巻いてくれました。やー嬉しい。今日はこのアラブスタイルで過ごそう。
ガイドを雇っている観光客はオーストラリア人でした。オーストラリア人とガイドと僕のカフィーヤを巻いたみんなで記念撮影をしました。
序盤からかなり楽しい観光です。そうこうしているうちにエル・ハズネ登場!ここからがペトラの本番です!

エル・ハズネ登場!

岩の隙間から見えるエル・ハズネの姿はあまりにも有名だけど、夜のほうが神秘的だったような気がするな。単に今日が2回目だからかな?
エル・ハズネの前には観光客がいっぱいでにぎわってます。さっきのナバタイ戦士も観光客との記念撮影の準備を始めました。撮影用のラクダもいます。ベドウィンの子供がロバに乗らないかと営業をかけてきました。ロバは是非乗りたいけど、こんなに平坦なところで乗らずにもっと奥の山道で利用したほうがいいかな。ということで断ると別の子供がやって来て絵はがきセットを売りつけてきた。普段だったら完全に無視するんだけど12枚セットで1JD(約125円)。普通はふっかけてくるもんだけど、最初からこれ以上値切りようが無いくらい安い。
じゃあ良いかということで買いました。・・・が、買ってから中身をみるとかなり画像が粗い写真が多くてちょっとガッカリ。ま、値段が値段だからしょうがないか。エルサレムで買った絵はがきよりは良いや。思えば僕って絵はがき好きなのかな?

エル・ハズネどどーん!

エル・ハズネは朝陽を浴びた姿が一番綺麗なんだそうです。ベドウィンのロバ引き曰く朝陽が差し込むのは10時頃らしい(だからロバに乗ってエルハズネがキレイに見えるところまで行こうよという営業)。まだ朝陽が差し込むまで1時間くらいあるので、エルハズネの裏側に広がる遺跡を見に行きました。凄い・・・。広い敷地にでっかい遺跡が点在してます。ローマ式の円形劇場を見ると何故か興奮するなあ。
だんだん日が昇ってきたけど、かなり肌寒い。山を登ったりして暑くなるかなと思って薄着で来ちゃったけどちょっと失敗したかな。

ペトラの奇岩と遺跡

遺跡の中に入ると風をしのげてちょっと暖かいので、しばらく遺跡の中で時間をつぶして10時になるのを待ちます。
10時になったのでエル・ハズネへ。
おー、確かに日が射してる。日が当たるとペトラの遺跡がほんのりピンク色になってとってもキレイです。

エル・ハズネに日が射し始めました

これでもかってくらい写真を撮ったり、撮ってもらったり、撮ってあげたりしてようやく次のスポットへ向かいました。1時間半くらいここにいたんじゃないかな。
円形劇場や柱廊通りを通って大寺院へ。ペトラ遺跡はとても広いので、エル・ハズネの前は観光客で賑わっていたけど、この辺りにくると人がまばらです。
誰もいない大寺院というか大寺院跡地に座って、日本から持ってきたベビースターで一服します。最近、海外旅行先でベビースターを食べるのが僕等の間で流行ってます。日本で慣れ親しんだ味を海外の雰囲気で味わうのはなんとも奇妙な感覚で楽しいもんです。大寺院からの眺めはなかなか良いなあー。広大なペトラの山々。点在する遺跡。突き抜ける青い空。こんな眺めで食べるベビースター。最高です。

大寺院近くのカスール・アル・ビント

一休みしてから、レストランの裏にある考古学博物館へ。ペトラで発掘された出土品が展示されてます。

ペトラの出土品

考古学博物館から戻るとロバ引きの熱心な営業をかけられました。モナストリー(エド・ディル)までは1時間以上かかるからロバに乗ったほうが良いよ!ロバのフェラーリだよ!とのこと。
元々ここでロバに乗るつもりだったので、値段を聞いてみました。二人で20JDとのこと。地球の歩き方には3〜8JDって書いてあったので価格交渉してみるとみんな統一価格でやってるとのこと。うーんホントかなーって思ったけどまあ数百円くらい良いかってことで交渉成立。
でも、洞窟博物館に寄った後に登りたいからまた戻ってくるよって伝えて、その場を離れて洞窟博物館へ。
洞窟博物館は博物館って言う程のものではなくて、岩をくりぬいたナバタイ人の家に土器とかがちょっと飾られている感じ。ちょっと高台にあるせいか、観光客は誰もいません。暇そうにしていた管理人のお兄ちゃんが案内してくれます。
天井が真っ黒になってる部屋は台所だったそうです。壁はペトラ特有の色味がかった岩です。一瞬絵なのかとおもったけど、元々こういう模様なんだって。

洞窟博物館

へー、って大袈裟に感動してたら、お兄さんが洞窟が好きなのか?って聞いてきました。
洞窟が好きか・・と言われてもと思ったけど、「好き」って答えちゃいました(笑)
すると、じゃあもっと綺麗な洞窟を見せてやるってことになって、少し裏手にある洞窟というか穴に案内してくれました。ふーんって感じだったけど、これまた大袈裟に喜んでみせると、じゃあもっと絶景を見せてやるってことになりました。どんどん裏のほうに進んでいって、渓谷が一望出来るところへ。
確かに素晴らしい眺めだけど人気が全く無くてちょっと怖い。まあ明らかにペトラの係員なんだろうから大丈夫だろうけど、こんなところで金を出せみたいなことになったら助けも呼べない。
ということでそろそろ戻ろうとしたら、さっきのロバ屋の子供がやってきました。交渉成立した僕たちが逃げちゃわないか不安で追いかけてきたみたいです。大丈夫逃げないよ。奥さんが手をつないで一緒に戻りました。可愛らしい男の子。何やら照れながら奥さんに「ビューティフル」ってささやいてる。お世辞かもしれないけどカワイイなあ。
絶景を案内してくれたお兄さんにお礼を言って一緒に写真を撮ると、ベドウィンの男の子が奥さんと写真を撮りたいとのこと。微笑ましいなあ。
ロバのところに戻るとさっき交渉したお兄さんが待ってました。お兄さんはこの男の子とは血は繋がってないそうです。男の子は親がいないから自分が育ててるんだって。この子は可哀想な境遇なのかな?それともベドウィンの世界ではよくあることなんだろうか?
ロバに乗ると男の子にチップを要求されました。なんでも男の子はロバの尻を叩いて、ロバと一緒に山を駆け上がるんだそうな。・・・確かにそりゃあ大変だ。でもサービス前にチップもおかしかろうと思って、終わったら渡すよってことになりました。
それでは、ロバに乗ってモナストリー(エド・ディル)へいざ出発!

ロバタクシーのベドウィン
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