国立考古学博物館

考古学には日頃はそんなに興味ないけど、僕の中のギリシャのイメージは「遺跡」なので、アクロポリスと並んでこの国立考古学博物館だけは見逃せないと思ってました。
ということでアテネに着くやいなや真っ先にやって来ました。
地球の歩き方によると、世界を見渡してもこれだけ充実した考古学博物館は少ないらしく、むちゃくちゃ広いです。最初の方はじっくり見てたけど、長時間のフライトの疲れが出て来て、壷が大量展示されている2階はかなりさらーっと流してしまった。
まあ後半流したと言っても2時間近くいましたが。
すごく疲れたという印象も強いけど、考古学博物館というのは美術館よりも気楽に楽しめるものですね。芸術的な作品ももちろんたくさんおいてあるんだけど、僕が良いなと思ったのは冗談みたいな愛嬌のあるデザインのものがたくさんあったこと。
ヨーロッパを旅すると美術館にはよく行きます。本やテレビでよく見るような有名な絵画や彫刻を見て感動するのも良いんだけど、そういう高尚な作品じゃなくて、古代のフツーの人達の生活が垣間見える作品というのは、作品の意味とかを考えるまでもなく単純に面白いとかキレイとか感じられるのがイイな。
意味とか背景とかはよく分からなかったけど、可愛らしい展示物が多かったのでご紹介しましょう。

アガメムノンのマスクの裏に展示されてる愛嬌のあるマスク
とぼけた表情の焼き物
飲んだくれのブタ?
ついでに博物館の入口の絵もかわいい

そんな感じで1階と2階を回って、残りあともう少しというところで体力の限界が訪れたので、地下1階にあるカフェで一休み。
気持ちのいい中庭でグリークコーヒーなるものを注文。普通のコーヒーが3ユーロくらいするのに、このグリークコーヒーは1.6ユーロ。安いというのもあったけど、せっかくギリシャに来たんだからギリシャのコーヒーというのに挑戦。
まあ、挑戦と言ってもコーヒーだからね。多少味が変わっていたとしても大失敗ということはないでしょう。と、思って飲むと・・・大失敗!
ちょーマズい。何て言えば良いんだろ。簡単に言うと苦い。
いや普通のコーヒーも苦いわけだけど、種類が違う。薬膳というイメージかな。漢方コーヒーというものがあるとしたらこういう味かもしれない。
そんな感じ。
この後、旅行中に何回もカフェやレストランでグリークコーヒーの文字を見たけども、ついにこの後は一度も注文しなかった。だからグリークコーヒーというものが全般的にマズいのか、国立考古学博物館のカフェのグリークコーヒーだけがマズいのか分からなかったけど、とにかくショッキングだった。
まあ、良い経験できたかな。

驚愕のグリークコーヒー

カフェで休憩して、石像の展示物をどどどっと見て、閉館時間の15時になった。
アテネの冬は観光閑散期なので、どこも閉館が早いです。
地球の歩き方には19時とか20時までオープンと書いてあっても、冬は15時くらいで閉まってしまう観光スポットが多いので要注意です。

ポセイドン!もちろんこういう芸術系もあります

リンク
ギリシャ文化庁のサイト

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