去年は広沢の池で鳥居形の送り火を見たので、今年はどこか別の送り火を見ることにした。
毎年1つずつ見て、5年がかりで全部見ようかなと。
色々スポットを探してみると、船岡山というところはなんと鳥居形以外の4つの送り火が見られるらしい。
なんとお得な。だけどもやっぱり4つ見られるだけあって凄く混むみたい。
どうしようか悩んだけど、とりあえず嵐電で北野白梅町まで行って西大路を北上しながら決めることにした。西大路からは左大文字が見えるから、良いスポットがあればそこで落ち着いて、なければ船岡山の様子を見てみようということに。
19時頃に北野白梅町に着いて、西大路を歩いていくとちらほら通りに人が出始めた。西大路にいればどこでもきれいな左大文字が見えそうだ。
だけどもなんとなく大通り沿いで見るのも情緒にかけるなと思ったので、船岡山を目指した。もし混雑が酷すぎたら西大路に戻れば良いかと。
果たして船岡山に着いてみると確かに人がいっぱいいたけどぎゅうぎゅうという感じでもない。見晴らしが良いポイントもいくつかあったので、比較的空いていたところで20時になるのを待っていると、離れた所から歓声が聞こえて来た。大文字に火がついたらしい。歓声の方に向かうともの凄い人ごみ。みんなが見ている方角に大文字があるらしい。背伸びをしてみるけど全然見えない。するとまた歓声が上がった。今度は妙法らしい。すると妙法の方角に少し人が移動したので大文字が見えた。妙法も見えた。でも妙法は角度が良くなくて、「妙」の字がほとんど読めない。

大文字発見
よく読めないけど妙法

すると間もなく、舟形も点火。この頃になると人も分散してかなり見やすくなった。
舟形は山が低いので、手前の山が邪魔して全体は見えない。

舟形

最後に左大文字が姿を現す。一番近くてはっきり見える。場所を変えて公園の一番高いところで見た。大文字、妙法、舟形は風情も何もなく、ただ「見た」ってだけだったけど、大文字は混雑の中ではなく静かに見れたので、春に亡くなったお祖父ちゃんや、2年前に亡くなったお祖父ちゃんや義理の父を想って手を合わせた。
やっぱり一気に4つ見えるなどというお手軽感を求めちゃダメだなーって思った。確かに今年は4つ見たけども、送り火として拝んだのは左大文字ということになりますな。
ということで来年は舟形、妙法、大文字のどれかを見に行きます。

左大文字は近くて良く見えた
Share this:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


Comments