ウォーキングサファリinマサイマラ

リトル・ガバナーズの売りの一つがウォーキングサファリだと知って、早速申し込んだら人気があるらしくキャンセル待ちだった。
幸い空きが出たので、マサイマラ3日目の午前はウォーキングサファリに決定。1人125ドルはちょっと高めだけどやっぱりアフリカの大地を自分の足で歩いてみたかった。
残念ながら90歳のグランマは体力を考慮して参加せず。
国立公園の中では歩けないルールになっているので、ウォーキングの場所は公園の外。もっとも外も中も人間が勝手に決めた境界だから、実際はなんにも変わらんのだけど。
出発地点に6時30分頃到着してコーヒーやクッキーを振る舞ってもらって、出発。
僕たちのチームは僕ら4人とイングランド人のカップル2人とレンジャーの7人。
ライフルを持った白人レンジャーはジンバブエ出身。白人だからか英語が容赦なく速い。英語が話せるCくんがいなかったら半分も楽しめなかったと思う

日の出とともに出発

注意事項はもしヤバイ動物に遭遇したら逃げずにみんな近くに集まること!以上!
ホントにそれで大丈夫かいな?って思ったけど、もうアフリカに来て数日経つので既にアフリカに麻痺していた。まあなんとかなるでしょって。
でもこういう慢心から事故にあっちゃったりするんだろうな。
もっともウォーキングサファリって言っても、あれがライオンですとかチーターです、なんてことにはほとんどならなくて、植物とか動物のフンとかがメインです。そりゃあそうだよね。

ヤスリになる葉っぱ
いい香りがする葉っぱ。クンクン。

ということで出発早々面白い葉っぱを発見。ザラザラした葉はマサイがヤスリとして使ったりするらしい。あとはミントみたいな香りのする葉っぱ。マサイはこれを脇に挟んで香水みたいに使う。
もちろん植物だけじゃないです。時々動物にも出会います。
動物第1号はハイラックスというネズミみたいな動物。岩陰に隠れていて見つけにくかった。レンジャー曰くネズミじゃなくてゾウの仲間らしい。なんでも足の形がゾウに似ているからというのが理由らしい。本気か?そんなのなんでもアリじゃないか。
もっと決定的な理由があるんじゃないの?まあいいか。

ハイラックスどこにいるか分かりますか?
ここにいましたハイラックス

みんなでハイラックス探しに夢中になっていると、視界の端っこに動くものが!はっと振り向くとなんとハイエナ!お、ちょっとヤバイか?って思ったらなんとハイエナが一目散に逃げていきました。おお、アフリカの大地で対等に向かい合ってむこうが逃げていった。人間の方が強いんだな。まあこっちは7人でそのうち1人は鉄砲持ってるわけだけど。

去り際に振り返るハイエナ

しょっぱなから割と刺激的だったけど、あとはゆるーい展開。キリンが食べた後で植木職人が刈ったみたいになった木とか、真っ赤でどぎついいかにもアフリカって感じの虫とかをめちゃくちゃ速い英語の解説付きで観察。

大地をまったり歩いてく
キリンの首が届く高さで刈り込まれてます
いかにもアフリカって感じの真っ赤な虫

途中で牛を放牧中のマサイに会った。もう何百頭って数の牛を散歩させるマサイ。よく考えたらこの人達は鉄砲なんて持ってない。棒一本持ってるだけ。たまには牛がライオンに襲われることもあるんだろうか?
手を振って挨拶してみたら、棒を振って挨拶を返してくれた。
マサイにガイドしてもらったら、どんな風なんだろ?猛獣に会ったら一目散に逃げろとか言いそう(笑)

牛を放牧中のマサイ

1時間くらい歩いて出会った動物は、ハイラックス、ハイエナ、マサイの牛、ちょー遠くにバッファロー、ヌー、インパラくらいだったので完全に安心しきっていたら、ライオンのフンを発見した。ライオンは動物の血を飲むのでフンが真っ黒になるらしい。昨晩か今朝のフンらしい・・・。ライオンに出くわしても不思議じゃないわけだ。

ライオンのうんち

続いてゾウの足跡を発見。レンジャーがどっちに向かって歩いた跡か分かるか?とみんなに尋ねた。みんながこっちって指をさすと、あっさり全員正解。
・・なんか申し訳ないね。空気読んで数人間違えたほうが良かったかな?

ゾウがどっちに行ったかわかりますかあ?

だいたい2時間くらい歩いてウォーキングサファリ終了。ゴールではキャンプのスタッフが朝食の用意をして待っていてくれた。
で、レンジャーと一緒に朝食を食べたんだけど、この朝食の雰囲気は英語が話せないのを差し引いてもつまらなかったなあ。
なんかね、英語が話せない劣等感かもしれないけど、このレンジャーがちょっとエラソーに感じたんだよね。
黒人スタッフをあごで使うように給仕させて、なんで客と一緒のテーブルで朝食を食べるの?もちろん一緒でも良いけど、だったらNgeiさんとか他のスタッフも一緒に食べようよ。僕らから見ればレンジャーも黒人スタッフも、僕らからお金をもらってサービスをしている人なのに。彼らの間に歴然と存在していた差は植民地時代のなごりを感じさせて、ちょっといやーな感じだった。
僕はなにも偽善で「人類皆兄弟」と言いたいわけじゃないです。そういう気持ちもあるけどそれとは別に、人種差別とまでいかなくても人種的な格差が存在する時、僕たち日本人は劣等的な立場にあると思うのです。
人種差別(あるいは格差)を見過ごすことは、自分がバカにされていることに気がつかないってことだと思う。仮にこのレンジャーが黒人スタッフを下に見ていたとしたら、僕たち日本人のことも見下してると思う。
実際のところは分からないけど、僕はそういう雰囲気をこのレンジャーに感じた。だから居心地が悪かったんだと思う。
でも基本的には貴重な体験で満足でしたよ。ただし英語は必須。少なくとも仲間に英語が理解できる人がいないとただ散歩するだけになっちゃいます。

これはハイエナの巣穴

ウォーキングサファリの主な収穫:
遠く:ヌー、バッファロー、インパラ
近く:マサイの牛、ハイエナ、ハイラックス、赤い虫、ライオンのフン、バッファローの骨

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