京都市バス

京都の街はバスの路線が発達してます。
渋滞も多いけど、ほとんどの観光名所にはバスで行くのが便利なんじゃないでしょうか。
といってもまだほとんど観光してないけど。
こないだそのバスに乗っていてちょっとした驚きが。
運転席のそばに座っていると、若い女性が運転手に話しかけた。
「すみません。1万円両替できますか?細かいの持ってなくて」
よくある話だ。僕も一度都バスでこれをやって、乗車賃は持ってる限りの小銭で勘弁してもらったことがある。京都ではどうだろう?聞き耳をたててみた。
運転手「いやー、一万円はくずれないねえ」
うんうん。分かる。だから次に乗ったとき払ってとか言うんでしょ。って思ったら
運転手「お客さんに聞いてみましょか」
え?何を聞くって?耳を疑う僕。
運転手はおもむろにマイクで車内放送
「えーどなたか、一万円両替できる人いませんかあ?」
おお、マジか。
なんか「お客様の中でお医者さんはいませんか?」と同じノリだ。
両替できるお医者さんがいなかったら、この女性はどうなるんだろ?バス停に着くまでに死んじゃうかも(笑)
ないと分かっていたけど、一応サイフを調べる。やっぱりない。残念ながら医者になりそびれた。若い女性の命が危ない。意識が薄れ脈拍が小さくなっていったその刹那。
救世主登場。
「私、専門は耳鼻咽喉科ですがお役に立てるかも」
5千円札1枚と千円札5枚を差し出す経験豊かそうなおばちゃんお医者さん。
女性はようやく息を吹き返し目を覚ました。歓声でわき上がるバスの車内。
ちょっと脱線して意味不明になったけど、とにかくバスの運ちゃんは両替をお客さんに頼んで、しかも両替してくれる人がさくっと出てきたんだよね。
これこそ関西人情だわ。人と人の心の垣根が低いね。
よく関西の人が、東京もんは冷たいって言うのを聞くけど、そりゃーこの人情に比べれば冷たいよ。

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