シエナへ

1月1日はフィレンツェの美術館や観光名所はほとんどお休みなので、トスカーナの小さな街へ出かけることにした。
ピサ、シエナ、サンジミニャーノ等々どこに行くか色々迷ったけど、写真で見た雰囲気が一番良かったシエナに決定。フィレンツェからシエナに行くにはバスが便利なようだけど元旦の今日はSITA社のバスがお休み。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から電車で行くことにした。二人で片道11.4ユーロ。かなり安かったからいわゆる在来線でのんびり行くんだろうなって思ってたら、電車は3両編成なもののかなりの最新型。まるでドイツで乗ったICEみたいだ。
鈍行列車でのんびりをイメージしてた僕らは出発の10分くらい前にホームに行くと既に列車は満員状態。乗ってる人たちは観光客が多く、ほとんどシエナに行きそうだったので1時間半近くも立ってなきゃいけないことにちょっと気が遠くなった。連日歩きまくって疲れてる上に、シエナに着いたらマンジャの塔に登ろうと思ってるのに!
ラッキーなことに途中の駅で座れたけど、やっぱりバスでゆったり行きたかったなあ。

こんな電車でした

シエナの駅から旧市街まではちょっと離れていて、バスかタクシーという選択肢もあるんだけどほとんどの人が歩いて街に向かったので僕らもお得意の徒歩で。
15分くらい歩くと城壁が現れて旧市街に入る。
その城壁の入り口であるものに気付いた。それは狼の乳を飲む双子の像。これってローマの象徴のカンピドーリオの狼では?双子の一人のロムルスが街を作ったから「ローマ」という名前になったと言われてるあの像だ。
なんでそれがここに?と不思議に思いながら街を歩いて行くと街中でもその像を見かけた。
で、帰国して調べてみるとようやく謎が分かった。
この狼の像は確かにローマにある像と同じ狼と双子なんだけど、その意味は大きく違う。
まずシエナの狼はルーパ・セネーゼ(シエナの牝狼)と呼ばれている。そしてローマの像は狼とロムルスが主役だけど、シエナのそれは狼ともう一方の双子のレムスが主役。
レムスはローマ建国の際にロムルスに殺されちゃうんだけど、実はレムスにはセニウスとアスキウスという二人の子供がいて、この二人の子供がトスカーナに逃げてシエナを建国したと言われてる。
だから、狼と双子の像はローマと同様にシエナのシンボルになってるわけ!
なんか街のシンボルの由来がカッコいいよねえ。東京都の銀杏のロゴにも深い理由があるんだろうか?
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