毎年恒例会社の忘年会。会社周辺の小さな街で行われることが多く、終了23時頃でそこから真っ暗な霧の中を1時間弱運転することになるので、正直いつも気が進まないのだけど唯一の日本人駐在員としてこういう交流には積極的に参加せねばということで毎回出席します。

ちなみに会そのものは楽しい。嫌なのは帰りの運転だけ。

今年はCercenascoという小さな村のフリットミストで有名なレストラン。

小さな村でもイルミネーションの飾り付けをします

フリットミストというのは平たく言えばミックスフライで、ピエモンテの郷土料理の一つ。普通は日曜日の昼に親戚で集まってだらだらとひたすらいろんなフライを食べるらしい。もちろん揚げ物だからヘビー。夜に食べるとおっさんの私の胃には重いので量は調整せねば・・・。

郷土料理なのに2年経った今まで食べてこなかったのは、まあ所詮ミックスフライでしょという思いがあったからです。

同僚もピエモンテに住んでいるからにはフリットミストを是非食べるべしと推す人は一人もいない。

いざスタート。ちなみに今日はクラブワールドカップで浦和レッズがマンチェスターシティと対戦するので、ちょっと早めに着いて車を止めて前半だけ観戦して、お店に入った。
試合が終わるまでちょいちょい携帯で経過をチェック(結果は0-3で負け)。

ピエモンテ名物フリットミスト

フリットミストはブラジルのシュラスコみたいなシステムで、お店の人がフライを持って席に回ってくるので食べたいものを皿によそってもらう。

とりあえず全種類少しずつ食べる。

まさにミストという感じで種類は野菜、肉、魚と様々。中でも変わり種は牛の脳みそ・・これは初めて食べたけど、これが最初で最後でしょう。不味くはないのだけど、もう食感が本当に想像通りの「脳みそ」って感じで気味が悪い。ナマコみたいに「あ、見た目に反してコリコリしてるのね」ということは全くなく、想像通りの柔らかい食感。

あとはカエル。カエルは多分以前食べたことがあると思う。小さなフライドチキンという感じでこちらは気持ち悪くはない。時々カエルの姿が脳裏を横切るとウッってなったけど。

それと写真にもあるけどワカサギ(あるいはそれの親戚)のフライもあって、日本っぽかった。

ということで、想像通りヘビー。まあ一度は試してもいいと思うけど、ピエモンテに来てフリットミストを食べ逃したとしても悔しがる必要は全くないですので、どうか他の美味しいピエモンテ料理を堪能してくださいませ。

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