トゥールーズからトリノに帰るルートは電車でルルドに行って、ルルドの空港からベルガモに飛んで、そこから車で帰るというちょっとややこしいルート。
昼過ぎに電車でルルド到着。フライトは夕方なのでルルドを少し観光する。
ルルドはルルドの泉で有名な小さな村。
街を訪れる人は99%ルルドの泉に来た人だと思う。ということでお年寄りがとても多い。小さな商店街を歩く人の平均年齢は60歳を超えたと思う。
あまり時間が無いので適当にお店を選んでサクッとランチを食べていざルルドの泉へ。
敷地に入るとドドーンとそびえ立つ教会がお出迎え。
うむ・・何か既視感・・。ああ!ディズニーランド。大きな教会へ通じる感じがディズニーランドに入って正面にシンデレラ城を見据えた感じととても似てる。
ただしお客さんの平均年齢は60オーバーで非常に緩やかに時間が流れているのだけど。
まずは泉へ向かう。街のお土産屋にもたくさん売ってたけどここでも水を汲む小さな小瓶が売られてます。2ユーロ。お土産物屋はもっと安いのかもしれないけど公式グッズなのでこちらで購入。
手持ちのペットボトルと小瓶に聖水を汲む。ペットボトルの方はルルドの街を離れる前に飲み切った。小瓶の方もあまり長く置いておくと腐ってしまうだろうから家に帰ってすぐに飲みました。
長く健康でいられますように。
水を汲んだ後は聖母マリアが現れたという洞窟へ。水汲み場のすぐ裏側にあります。
1858年にベルナデッタという少女がここで18回聖母マリアが現れたのを見たそうです。その時のお告げの一つが「泉を行って水を飲み、顔を洗いなさい」と言うもので、そこを掘ると水が湧き出たそうです。
それがこのルルドの泉の始まり。正直言ってどこまで何を信じていいものか分かりません。でも100年以上経った今でもこの小さな村にこれだけ多くの人を惹きつけているのだからルルドの奇跡というのは本当だと思います。
ここには病院もあるようで泉の裏に大きな診察室みたいな施設もありました。病気のせいか、暑さのせいか、お爺さんが僕の目の前で嘔吐してました。昨日はラグビーの試合中に男の子が嘔吐したのを見たけど、二日連続で人の嘔吐を見たのは人生初だと思う。
この暑さは確かにやばい。僕らもちょっと木陰で休むことにした。
しばらく休んでから教会内部へ。そんなに歴史がる教会じゃ無いからとても綺麗。
聖地ルルドの参拝を終えてルルドの街へ。お土産物屋でルルドの聖水を使ったラムネが売られていたので購入。缶のデザインがとてもおしゃれ。
ルルドの泉参拝後、まだ少し時間があったのでルルドのお城にも登ってみた。とても高いところにあるのだけど、エレベーターでサクッと上がれるので楽ちん。
お城の中はちょっとした民族博物館になってました。
たまたま日本人の方にお会いして話しかけた。当然昨日のラグビーを見に来たのだと思ったけど、そうじゃなくて普通に旅行に来た人たちでした。あーそういえばラグビーやってるみたいですね、みたいな感じで。
そうか、わざわざ日本からここを目指してくる人もいるんだなあ。特に敬虔なクリスチャンという感じもしなかったけど(雰囲気の判断ですけど)。
お城の観光も終わり、空港バスのバス停へ向かう。途中でイタリアンジェラートのお店があったのでジェラートを食べた。ついこないだスコットランドで食べた「イタリアン」ジェラートにがっかりしたばかりだけど、お隣の国だし大丈夫だろうと。
結果、とても美味しかった。正直イタリアとの違いは感じませんでした。ということでフランスのジェラートは合格。
空港へ向かうシャトルバスで驚いたのはなんと予定時刻の5分前にバスが出発してしまったということ。これ、時間通りあるいは2,3分前に来た人はびっくりだと思うよ。多少遅れるのは許されるけど、時間前に出るのは無しでしょう。まあもう外国だとなんでもあり。イタリアに2年住んでだいぶ耐性がつきました。
ルルドからベルガモへ向かうフライトもお年寄りばかり。ルルドはまさにお年寄りのディズニーランドなんだなあ。
ベルガモに向かう途中で、大きな街の上を通った。あーこれどこの街だろう?と眺めていたら何やら見慣れた通りやスタジアムが・・・。おお!トリノじゃないか。あーあの辺が我が家じゃないか。ここで降ろして欲しい!
・・いや、でも車はベルガモ空港の駐車場にあるからやっぱり降ろさないで!などとくだらないことを妄想している間にベルガモに到着しました。
ベルガモからトリノの家まで2時間ちょっと。旅行で疲れた後の運転は結構大変だった。次からはベルガモ空港はオプションから外そう・・・。
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