トゥールーズの夜

無事ラグビー日本代表の勝利を見届けて街へ戻る。

途中の公園で開催されているファンビレッジに寄ったら警察のブースでなんと警察の方に
「一緒に写真を撮ってくれませんか？」
とお願いされた。

えー、なんだそれー。普通警察の人って写真を撮られたら仕事しにくくなっちゃうんじゃないの？と思いつつももちろん了承。

警察のイメージアップのサイトに使うみたいです。で、後でよく考えるとこの男性は本物の警察官じゃなくて広報写真用のモデルさんですね。多分。

お礼にトートバッグ（写真に写ってるもの）とボールペンをいただきました。多分妻が日本の国旗のおかしなカチューシャをしてたから声をかけられたのだと思います。

ファンビレッジでとりあえずビール。なんせ暑い。そしたら昨日駅でお会いした日本人の方たちにまたお会いした。昨日初めて会ったばかりなのに2回目となると随分親近感が出る。人間関係って面白いな。

しばらくファンビレッジでくつろいで街中へ。

南アフリカ対スコットランドという好カードの試合があるので、ラグビーを放送しているトラットリア（ブラッセリーというのかな？）でまたしてもビール。

こないだスコットランドに行ったばかりなのでスコットランドを応援したけど思いの外差があって、南アフリカ圧勝。

試合にそんなにのめり込んだわけでもなく、晩御飯のお店をネットで探したり外のテラス席の人たちを眺めながらリラックス。

イタリアに住んで隣国としてフランスを訪れてみると必然的にイタリアと比べてしまう。気づいたことはイタリアは「かっこいい」、フランスは「可愛らしい」。

これは男にも女にも当てはまるし、なんなら建築やお店の内装にも当てはまる。でもともあれこの二つの国が「おしゃれ」という観点では世界一だと思う。

イタリアも相当居心地が良いけどフランスもかなり良い感じだな。パリは最近物騒な話を聞くのでちょっと敬遠しちゃうけど、パリ以外のフランスの街は魅力的だな。

試合が終わって少し街を散歩して夕食のお店へ。

COMPTOIR GUEULETONというお店。すぐ近くにあるGUEULETONというレストランのカジュアルバージョンみたい。本当はレストランの方に入りたかったのだけど満席で予約できませんでした。

でもまあ雰囲気がとても良さそうなので問題なし。こういうお店の雰囲気もやっぱりイタリアと違う。少し空間が狭くて小さく可愛らしい。イタリアはもっと堂々としてる。

やっぱりフランスに来たからにはワイン。ピエモンテのワインは随分慣れ親しんだので流石に違いがわかるはず。

グラスワインでも色々種類を選べる。この上の写真のワイン、めちゃくちゃ美味しかったです。でも・・キャラメルの香りがどうとかボディがどうとかそういう専門的なことは全くわかりません。でもピエモンテのバルバレスコやバローロに慣れていてもすごく美味しく感じたので良いワインのはずです（値段のことを言ってるわけじゃないです）

さて食事ですが、まずはやっぱりチーズ！フランス風に言えばフロマージュ！うーむエレガント。ちなみにイタリア語だとフォルマッジョ。言葉もイタリア語はカッコよくて、フランス語は可愛らしいな。

チーズの説明がなかったけど手前のROCAMADOURというラベルが貼ってあるチーズは確実にヤギでした・・。もうヤギとヒツジのチーズは強すぎてダメなんですよね・・・。奥さんは結構好きなそうなので奥さんに食べてもらいました。

他のチーズは普通に美味しい。

メインは鴨のハツ串焼き。Persilladeというのはハーブとかニンニクのソースだそうです。鴨がトゥールーズの名物と聞いて注文したのだけど多分名産は普通に胸肉とかであって心臓ではないような気がする。

でも・・これは本当に美味しい。ソースは美味しいには美味しいのだけどニンニクが強いのでもうちょっと黙ってハツそのものを味わいたかったけどそれでもべらぼうに美味しかった。今回の2泊3日フランス旅行では一番のヒット。

ワインと鴨が美味しくて最高でしたー。

夜風が気持ちよかったのでファンビレッジまで散歩。ウェールズ対フィジーの試合が放送されていてしばらく見てたけど止まっていると風が冷たいのでちょっとだけ滞在してホテルに帰った。