昨日に引き続き今日も早朝托鉢を見るために5時起き。
ルアンパバンの中心部の托鉢は昨日見たから、今日はメコンエステイト周辺の托鉢を見ることにしました。メコンエステイトの人に聞いてみると、この近くにもお寺があって毎朝托鉢が行われるとのこと。
部屋に置いてあった地図を頼りに歩いていくとすぐにお寺を発見。
有名なワット・シェントーンとかと比べると凄く小さいし、屋根の造りも粗っぽい感じ。こんなに小さいお寺でも托鉢するのかな?としばらく待っているとおおきなアクビをしながら少年坊主がぞろぞろと僧坊から出て来た。

ホテル近くの小さなお寺

昨日も感じたんだけど、子供のお坊さんをかなり見かける。自分でこの道を選んだというよりは必然的に出家した(させられた?)んだろうけど、子供のお坊さんは解脱の境地からはほど遠い印象でフツーの子供という感じ。僧坊できゃっきゃ言いながらはしゃいでるし、なんとスマホをいじってる子もいる。
それでもやっぱりあのオレンジの袈裟をかけていると崇高な感じがします。女性がお坊さんに触れてしまうと、それまでの修業が帳消しになってしまうというとんでもないルールも聞いていたので、こちらも気を遣って少し距離をとってあまりジロジロ見ないようにしていると、こんな町外れのお寺には観光客がなかなか来ないのか、子坊主のほうはこちらがとっても気になる様子。
「お前が話しかけろよ」
「なんでだよお前が行けよ」
こんなやりとりをしているように見えます。するとそのうちの一人が意を決して
「ハロー」
と奥さんに声をかけて来ました。
奥さんは返答してもいいのか分かりかねたので、笑顔で会釈だけ返しました。
恥ずかしそうにはにかむ子坊主。まったくもって普通の無邪気な子供ですね。カワイイもんです。
そうこうしている内に、女性達が敷物を敷いて托鉢の準備をし始めました。
托鉢はお寺の境内からスタートするようです。

托鉢のスタート地点

僧坊から次々とお坊さんが出て来て一番の長老と思われる人を先頭にして行列が動き始めました。

托鉢開始

昨日と同じ風景。大きなお寺も小さなお寺も同じなんだなと思っていると、全員がお布施を受取り終わると托鉢の一団はまとまってお経を唱え始めました。
お布施をいただいたお返しにお経を唱えてあげるということなんでしょう。
昨日の托鉢ではお経なんてどのお坊さんも唱えてなかった。
やっぱり地区によって托鉢のスタイルが多少違うんですね。

みんなでお経を唱えます

さっきの無邪気な子坊主もあたり前のようにお経を唱えます。ただしややダルそうに(笑)。
托鉢の一団はそれからお寺を出て近所を歩きます。僕等もしばらく付いて行くことに。すぐに近隣住民が一人待っていました。先程と同じように全員がお布施を受取るとお経を唱える。たった一人の為に数十人がお経を上げます。
その後も同じように全ての人達にお経を唱えます。これは随分時間がかかりそうだなと思った矢先突如豪雨。すかさず雨宿りしたものの、お坊さん達はずぶぬれに(数人は折り畳み傘をさしたけど)なりながらどんどん進んでいってしまいました。
残念ながら追跡終了。少ししか見られなかったけどお経を唱えるスタイルの托鉢も見られて良かったな。
僕等もホテルに戻って朝食。
雨がしとしと降るメコン川もまた味があってイイな。

雨のメコン川を見ながらの朝食
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