ペルー旅行4日目の今日は目覚ましのアラームが鳴る前の5時過ぎに目が覚めました。
なにしろ今日は念願のマチュピチュに行けるので興奮で目が覚めた・・わけではなく、
ホテルのロビー兼食堂の物音がうるさかったから。
僕らの部屋は2階で確かに食堂から近いんだけど、それにしてもどんだけ壁が薄いんだろうって思うくらい人の話声が良く聞こえてきました。
どうやら早朝にマチュピチュに向かう宿泊客が朝食を食べているらしい。
ちょうどいい。このホテルの停電事情について情報交換出来るかもしれない。ホテルのスタッフも英語が話せる人が起きてるかもしれないし。
部屋を出て食堂に行くと、フロントには昨日のお兄ちゃん。・・・残念。朝食を食べていた宿泊客はもうホテルを出発する直前でした。
フロントのお兄ちゃんに電気はいつ使えるようになるのか?って英語で聞いてみたけど全く通じない。
困り果てていると、出かけようとしていたイケメン男性が戻って来てくれて通訳するよって助けてくれた。
おお、ありがとう!
ということで、コミュニケーション開始。
「英語が話せるスタッフはいないの?」
「8時〜夕方までは英語が話せるスタッフが来るよ」
・・・マジかい。日中しかいないのかあ。
「なんで電気が使えないの?」
「昨日の大雨で停電したんだよ」
「電気はいつ治る?」
「多分今日中には治ると思うけど、約束は出来ない」
あーもう・・・。
ほとんど絶望的なことしか聞き出せなかったけど、事情が分かっただけでも少しストレスを解消できました。
通訳してくれた男性に礼を告げて一旦部屋に戻って着替えをして朝食。
乾ききったフルーツとパッサパサのパンを口に放り込んでいると、寝ぼけ眼をこすりながら女性スタッフが出てきました。ああ、女性スタッフもいたんだ。
なにやらスペイン語で話しかけて来ました。当然さっぱり分かりません。
仕草を見ているとどうやら卵料理を作ってくれるらしい。随分しゃべっていたから、目玉焼きとかスクランブルエッグとか調理方法を尋ねていたんだろうけど、ボディーランゲージではそこまで高度な会話は無理。
とにかく、食べる食べる、ってアピールしたらスクラブルエッグが出てきました。
塩、こしょうの味付けは全く無く、塩とこしょうが入った小皿がテーブルに置かれました。スプーンですくって慎重にかけたけど固まりでかかっちゃって、なんともまあ残念なスクランブルエッグになっちゃいました(笑)
あと、特筆すべきはコーヒーです。
インスタントコーヒーの原液とも言うべきドロドロしたものがミルクの隣に置かれていました。こんなふうに置きっぱなしにしたらコーヒーが冷めちゃうじゃないかって思ってそのまま飲んだらめちゃめちゃ苦い。当然冷めきってる。どうやらこれをコップに少しだけ入れて熱湯で薄めて飲むのが正解のようです。
いや、誰かに聞いたわけでもそうやって飲んでる人を見たわけでもないけど、そうやって飲んだら味も温度もちょうど良かったので多分それで合ってると思います。
ちなみにこれはクスコで泊まったホテルでもそうだったので、ペルーでは一般的なのかもしれないです。
ということで、朝食が一応終了。
気を取り直していよいよ旅のクライマックスのマチュピチュへ出発です。
村からマチュピチュへはバスで20分程度。バスは往復で15.5ドルです。ペルーの安い物価を考えるまでもなく法外な値段だけど歩いて行くのはとてもじゃないけど無理なので仕方ないです。
バスを降りると駅の改札口のような入口でパスポートとチケットを見せていよいよマチュピチュ入場!
入口から少し歩くと石造りの小屋が見えてきます。いきなりマチュピチュ全開!
最初に目に入るマチュピチュの建造物は復元された屋根付きです。これはイネ科の植物だそうで当時も同じような造りだったそうです。ただしこのイネはマチュピチュ近辺では穫れないものではるばるクスコのほうからインカ道を通って人が運んできたようです。
マチュピチュに着いてみんなが目指すのは見張り小屋です。
いきなり急勾配の坂でちょっと疲れるけど、マチュピチュで一番良いスポットだと思います。どのガイドブックにも載ってる有名なスポットだけに団体客もいっぱい来るけど、そもそもマチュピチュの入場者は1日2500人に限定されているから大混雑ということはまずないと思います。
僕らもしばしそこに座ってマチュピチュを体全体で感じましたー。
眼下に流れる雲を見ていると、月並みだけどどうしてこんなところに街を作ったのかって不思議な気持ちになります。やっぱり特別な人達が住んでいたんじゃないかなって思います。インカの人々は山をとても神聖なものと考えていたので、四方を山に囲まれているマチュピチュはかなり神聖な場所とされていたようです。
僕らもなんとなく神聖な気持ちになって、30分くらいここで心を落ち着かせました。
じっくりマチュピチュ全体を感じた後はいよいよ観光スタート!
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