ヨハネ大聖堂を観光した後は海を目指してブラブラ歩きました。
聖エルモ砦に辿り着くと、馬車の客引きが近づいてきました。
こういう馬車は観光地でたまに見かけるけど、僕たちは一回も乗ったことがありませんでした。そんなに興味を惹かれないんだよね。
だから、今回も客引きの誘いを断るのがめんどくさいなーって思っていたら、意外なことに父が乗り気。
馬車の運転手は
「海沿いに行ったり来たりして、特別値引きで一人10ユーロでどう?」
ときた。
10ユーロが高いとも思わないけど、明らかにもっと下げられる。いくらから交渉しようかなと考える間もなく、ノリノリだった父が
「良いじゃん、乗ろうぜ」
と即GOサインを出した。
あっという間に交渉が成立しました。というか相手の言い値だから交渉じゃないか。
海外の観光地で相手の言い値でOKしたのは、初めてかもしれない。
ま、奥さんと二人だったらしないような観光をするのもなかなか新鮮で良いもんです。値段もまあ10ユーロならどうってことない。
(4人で40ユーロと考えるとやっぱり高いけど)
早速馬車に乗り込む。4人だとちょっときつい。すると運転手が僕を指して助手席に乗りたいか?と隣の席に誘ってくれた。どうにもその誘い方が子供を楽しませるような誘い方に感じたのは気のせいだろうか。
「僕ちゃん、隣に乗ってみるかい?」
みたいに感じました。一体僕のことを何歳だとおもってるんだろ。
ちなみに、デンマークでサッカー観戦したときは、中学生と間違われました。
若く見られるのは嬉しいけど、子供に見られるのはさすがにちょっと・・・。
そんなことはさておきエルモ砦を出発した馬車はローアー・バラッカ・ガーデンに到着。
城壁越しに対岸の街(スリーシティーズ)が見えてなかなかの絶景です。
しばし観光した後再び馬車に乗って、今度は反対側の城壁へ。
馬車の運転手は歯笛みたいな合図と手綱で、馬をコントロールします。歯笛は馬に聞こえるか聞こえないかというくらいに小さい音なので、馬を操るために鳴らしているのかどうかは不明。運転手に確認したかったけど、英語力がなく断念。助手席の隣に付いているレバーがブレーキであることだけは教えてもらえました。
エルモ砦を過ぎて、スリーマ行きの船が出ている港に到着。ちょうどスリーマからの船が到着するところでした。難民ボートみたいに甲板にいっぱい人が乗ってました。観光船というよりは地元民の足なんだろうな。陸路で行ったら凄く遠回りだからね。
港にはいけすがあって、釣り糸を垂らしてる人がたくさんいました。釣り堀なんだろうか?何が釣れるんだろ。凄く気になったけど、城壁を降りて釣り堀までは結構遠いので見に行くのはちょっと無理でした。日程にもっと余裕があったら行ってみたかったけど。
エルモ砦を中心にして、右に左に行ったり来たりして40分程度で馬車観光終了。馬車を降りると、馬のエサ代と称してチップを要求されたけど、これにはさすがの父もNOサイン。40ユーロあればエサもたんまり買えることでしょう。
のどかでなかなか楽しい観光でした。
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