サン・パウ病院
Hospital de la Santa Creu i Sant Pau
訪問日時:2007年12月31日(月) 14:00
入場料:無料(5ユーロのガイドツアーもあり)
待ち時間:なし
オススメ度:A
備考:モンタネール建築。世界遺産。
グエル公園から92番のバスに乗って向かったのはサン・パウ病院。
バス停の路線図で近くを通ることは確認できていたけど、降りるバス停がよく分からなかったのでだいたいの見当をつけてバスを降りた。
バスを降りてちょっと歩くと、ガウディ通りにぶつかった。
ガウディ通り。名前からして威厳に満ち溢れてるけど、実際もの凄い通りだ。
通りにぶつかって右を向くとサグラダファミリアがどどーん。左を向けばサン・パウ病院がばばーん。
両端が世界遺産に挟まれてるなんて、豪勢な通りですねえ。
サン・パウ病院はカタルーニャ音楽堂を設計したドメネク・イ・モンタネールの建築。
テイストはカタルーニャ音楽堂によく似てます。赤茶色のレンガの壁にゴテゴテと彫刻がくっついてにぎやかな感じ。こういう建築をイスラム建築様式とキリスト建築様式が融合した「ムデハル様式」というそうです。
このムデハル様式の建物が敷地内にたくさん建っていて、独自の世界観を造り出してる。まるで童話の世界にいるみたい。ガウディ建築は一つ一つが素晴らしいけど、このサン・パウ病院は敷地全体で一つの作品になってる。
それにしてもこの豪華な建物群が病院だって言うんだから驚き。今も現役バリバリの病院だから敷地の中には、白衣のお医者さんや看護婦がいっぱい。そしてそれと同じくらいの数の観光客がウロウロ。芸術は人を癒す力があるとモンタネールは言ったそうだけども、その芸術が素晴らしすぎると人が世界中から見物に来ちゃって静かに療養って雰囲気じゃなくなっちゃいますねえ(笑)
敷地の北東部分には新しい病棟らしきものを建設中だったけど、こちらはいかにも近代的なコンクリートの建物。
でもどうせサン・パウ病院に入院するなら世界遺産の旧病棟がイイよねえ。
もっとも病気にならないのが一番なのですが。
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