Palau de la Musica Catalana

カタルーニャ音楽堂
Palau de la Musica Catalana
訪問日時:2007年12月30日(日) 14:00
入場料:9ユーロ(英語によるガイドツアー付き)
待ち時間:なし(要予約)
オススメ度:A
備考:モンタネール建築。世界遺産。

バルセロナといえばガウディでしょう。そりゃーそうです。ただガウディがバルセロナの全てかというとそうじゃないようです。ガウディが活躍した20世紀初頭はモデルニスモという新たな芸術・文化活動が活発な時代でした。
このモデルニスモの時代に活躍したドメネク・イ・モンタネールという有名な建築家がいました。もっとも有名と言っても僕はバルセロナ旅行を計画するまで全く知らなかったけど。
僕が知っていようといまいと、モンタネールは間違いなくカタルーニャを代表する建築家で彼の建築物のいくつかは世界遺産にも指定されています。
その一つがこのカタルーニャ音楽堂。今も現役のコンサートホールとして使われてるけど、夕方15時30分まではスペイン語、カタラン語、英語のガイドツアーが行われています。
毎回それぞれ定員があるので事前にチケットを買う必要があります。現地窓口でももちろん買えるけど、当日分を買うには朝に来なくてはいけないし、ハイシーズンだと2,3日先まで予約で一杯なんてこともあるようなので、どうしても絶対行きたいって人はメールでチケットを買うのがいいと思います。僕はそうしました。公式サイトにメールアドレスがあるので、そこに希望日時と人数をメールします。ただしクレジットカードの番号を知らせる必要があるので、セキュリティに不安がある人はオススメできません。また、公式サイトからも買えそうな雰囲気もあるのですが、僕のPCがマックのせいか、うまくいきませんでした。
メールアドレス:visites@palaumusica.org
あと、最初の返事が来るまでに2,3日かかったので出発ギリギリのやり取りは避けた方が良いかも。
で、カタルーニャ音楽堂ガイドツアーですが、まず内部の撮影は禁止です。メインホールの天井のでっかいしずくのようなシャンデリアは是非とも写真を撮りたいところですが、厳禁です。残念ながら。
ただ意外と、禁止となるとわりとあっさりあきらめもついて、それじゃあ肉眼でしっかり見て記憶に刻み込もうかってことになるもんですね。
音楽堂の控え室というか練習場みたいなところで音楽堂についての簡単な説明と撮影厳禁ってことを念押しされて、メインホール、2階の休憩室、2階客席を回って終了。メインホールではパイプオルガンの自動演奏(僕の時は確かメンデルスゾーンでした)を聞かせてくれる。
だいたい50分くらいのツアーです。
英語のガイドだったからほとんど意味がわからなかったけど、なんとなく分かったのは
・メインホールのシャンデリアは太陽を象徴している。重さが100kgだか1000kgだか・・・忘れた。
・ホールの後方の一部は改築して拡張された部分である。
・モザイクタイルやステンドグラスの花はバラ(カタルーニャのシンボル?)である。(ユリにしか見えなかったけど)
・壁のステンドグラスの黄色と赤の縦縞はカタルーニャの紋章。これに聖ジョルディーの赤い十字を足した紋章がバルセロナの紋章
などなど。
はっきり言って上記の説明も正しく聞き取れたのかよく分からないし、これ以外にもいっぱい話してくれたのにほとんど分からなかったので、9ユーロのツアー料金のうち3ユーロくらいしか楽しめてない気もする。だけどもガウディとは全く違った、こんな絢爛豪華なモデルニスモ建築もあるんだなーってことが分かっただけでも良かったな。
もっと紳士になったらここで開かれるコンサートに行ってみたいもんだ。

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Comments

“カタルーニャ音楽堂 Palau de la Musica Catalana” への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    地○の歩き方でバルセロナを調べていたら、こちらのリンクが役に立った、という方の情報を拝見し、お邪魔してます。読んでみて、本当に情報満載でした!お勧めされてる通り、カタルーニャ音楽堂のコンサートチケットを予約する事にしました。
    というわけで音楽堂のHPをチェックしてみたのですが、何のコンサートなのか今一よく分かりません。何しろサイトは全てスペイン語で、English変換ボタンを押してみても、助動詞が2、3英語になるだけで、後はスペイン語のままなんです。(このボタンの意味はあるのか!?)
    とりあえず私が行ける日にやっているコンサートは:
    Alen Garagic guitarra
    Concerts Familiars al palau
    の二つという事は分かりました。一番目はアレンさんがギターをひくんだな、と推測できますが、二番目のConcerts Famlilarsとは何でしょう、そしていったい何の楽器なんでしょうか。辞書やネットで調べてみたのですが、結局分かりませんでした。
    もしご存知でしたらぜひ教えて頂けないでしょうか。
    リホ

  2. リホさん。
    コメントありがとうございます!管理人のドミノです。
    Concerts Familiars al palauを調べてみましたが、よく分からなですね・・ゴメンナサイ。
    詳細を見てみるとdirector musicalという言葉があるのでなんかのミュージカルかもしれません。
    それと会場がPetit Palauとなっているので、新館での演目だと思います。
    僕は新館には入っていませんが、いわゆる世界遺産のコンサートホールとは違う会場です。
    (同じ建物内ですが、微妙に隣の建物とも言えるかも・・)
    その点はお気をつけ下さい。
    それにしても「歩き方」に紹介してくれた人がいるんですねえ。初めて知りました。凄い嬉しいなあ。
    とはいえ、僕はスペインは1回しか行ったことないし、スペイン語も分からないので事情通と言うわけではないです。ゴメンナサイね。
    リホさんはスケジュールから察するにもうそろそろ出発ですか。良いですねー。僕が行ったところはブログに書いてますが、行ってないところで行けば良かったと後悔してるのはミロ美術館やフィゲラスのダリの美術館です。もし時間的に余裕があれば行ってみて下さいね。
    それでは良い旅を!!