原爆ドームのふもとで

広島へ旅行に来たら必ず行くべきところ。
原爆ドーム及び平和記念公園。
ほんの60年前に起こった想像を絶する現実。
広島平和記念資料館で母親が小学生くらいの子供に話していました。
「これは現実なんやで。ほんとにあったことなんよ」
もちろん僕は大人だから頭では理解してる。60年前に戦争があって、広島・長崎の原爆、特攻隊、東京大空襲・・多くの人が亡くなった。日本人もアメリカ人も中国人も韓国人もいっぱい亡くなった。頭では分かっていても経験したわけじゃない。実感はない。
それでもこの原爆ドームの目の前に立つと少しは分かります。
今僕が立っているまさにこの場所で多くの人が殺された。

原爆ドーム

2泊3日の広島旅行でこの原爆ドームだけは毎日訪れました。訪れたというより必ず通ってしまうんですね。それは原爆ドームが本当に街のど真ん中にあるから。広島の街の中心は紙屋町の交差点。その交差点から徒歩1分のところに原爆ドームはある。まさに街の中心に原爆は投下されたんですね。
資料館の説明によるとアメリカ軍は原爆の威力を正しく測定するために、原爆投下候補地には空襲を禁じていたそうです。だから広島は当時日本の主要都市の中では数少ない空襲を受けていない街でした。1945年8月6日8時15分。空襲警報が解除され人々が街に出始めた頃、原爆が投下。
その後の惨状は僕がどんなに言葉を尽くしても書けるものではないです。あえて言うとすれば一人でも多くの人が広島や長崎を訪れて何かを感じてほしいということです。
そうです。ここに立つと戦争は良くないとか、平和が一番というようなことを頭で考えるより前に悲しみの感情が溢れ出てくるんです。
僕が最初に感じたのは
「何てひでぇことしやがるんだ・・・」
ってこと。戦争が悪いとかアメリカが憎いとかそこまで頭は回りませんでした。
とてつもない悪がここで爆発して多くの人が死んだ。あの場所には未だにその悲しみが漂ってます。僕はそこで何を感じるかは人それぞれだし自由だと思う。とにかく広島を訪れて何かを感じることが大切だと思う。
大学生らしき若者4,5人が原爆ドームをバックに笑顔で写真を撮ってた。その時はその光景に違和感を感じたけど、そうやって自分の平和な人生を噛みしめるのも良いのかもしれない。慰霊碑の前で外国人のオネエちゃん二人組がセクシーポーズを決めてた時は頭をひっぱたこうかと思ったけど・・・。
広島平和記念公園へ来て、何を感じるか。
それは人それぞれ。だけどもここに立ってこそ分かることがあるはずです。インターネットで何でも知ったつもりになれる今の世の中。そんな世の中だからこそ実際にその場所に立ってみることの大切さを改めて実感した。
この日記を読んでくれてありがとうございます。もしこれを読んでいるあなたが広島に行ったことがないとしたら、いつか行ってみてください。

慰霊碑と原爆ドーム

Jリーグ、宮島、原爆ドーム。非常に濃い有意義な3日間だった。

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