旅行好きな会社の後輩に言われました。
「ドミノさん、早めに姫路城を見ておかないとマズイですよ」
理由を聞くと、なんでも今年から平成26年まで保存修理に入ってしまう為、天守閣がよく見えなくなっちゃうからとのこと。
正直お城にはそんなに興味はないけど、「世界遺産」には興味がある。
せっかく近くに住んでるんだから今日行ってきました。
姫路城に行くことになって改めて思ったんだけど、姫路城のことを何にも知らなかった。城主は誰だったのかも知らないし、神戸のちょっと先かと思ってたら結構遠くて、太秦から2時間以上かかるのね。
お昼前に姫路駅に着いて街をブラブラして何故かスペイン料理屋でランチ。980円のタパスセットはメインの鳥料理+タパス3品+パン+スープ+デザート+コーヒーとボリュームたっぷりかつめちゃ旨い。このお店が京都にあったら常連になるのに。
ランチの後いよいよ世界遺産へ。姫路城は駅から徒歩15分。駅前のでっかい通りをまっすぐ北に進むと正面にドドーンと天守閣が見えます。姫路城の凄いところは天守閣に大天守だけでなく小天守が連立して残ってるとろ(らしい)。その他にもお城のいろいろな建物が残っていて、改めて城ってスゲエ建造物なんだなって思う。二条城とか、大阪城とかなんかちょっと「あれ?こんなもん?」的な印象があるけど姫路城はでっかいスケール感です。
しかも驚くのはこんなにでっかい城を一度バラして建て直すという大改修工事をしてるってこと。昭和30年から10年かけた大工事。バラして元に戻すなんて、新築するより大変だったんじゃないかな。昭和の大改修で組み立てた方式は江戸時代の方式とほとんど同じ方法らしいですよ。
で、気になっていた城主だけども、色んな人が入れ替わり立ち替わり城主になったから、特に誰かの城ってわけじゃないみたい。とりあえず一番有名どころでは秀吉。でもその色々な武将が歴代の城主だったっていうのも魅力の一つで、お城には各城主の紋瓦が残ってますよ。一番気に入ったのは池田家の「揚羽蝶」。なかなかオシャレ。一時期織田家もこの揚羽蝶紋だったらしい。
天守閣の最上階からは瀬戸内海まで見渡せます。こんな景色を見てたら
「天下取った!」
って気分になるだろうなー。
もう一つ姫路城で有名なのが
「播州皿屋敷のお菊の井戸」
お皿が一枚、二枚・・九枚って数えるあの有名な怪談の井戸。
でもこれって全国の色んなところに残っている伝説みたいですね。
播州皿屋敷よりも番町皿屋敷のほうが有名じゃないですかね?僕はてっきり四谷の怪談話だと思ってましたよ。でもって四谷怪談とごっちゃになって、お皿を数えるのはお菊じゃなくてお岩さんだと思ってた(笑)
現場が東京なのか姫路なのかもよく分からん伝説なのに、実際に井戸を目の前にするとちょっと怖い。写真を撮るのもちょっとためらった。なんかが写っちゃったら嫌だし・・・。
ということで、見どころいっぱいの姫路城。2時間くらいかけてじっくり見て回って堪能できました。
ちなみに今年から始まる姫路城改修工事ですが、来年の3月くらいまでは外観に影響を与えない工事なんだそうな。焦って行かなくてもよかったみたい。ま、見に行くきっかけになって良かったけど。
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