Salone dei Cinquecento

ウフィツィ美術館やドゥオーモと比べればヴェッキオ宮の知名度は劣ると思うんだけど、入場待ちの行列がなかなか進まなくて入場するのにかなりの時間がかかった。というのは入館チェックが空港ばりに厳しいからだ。なんでも現在でも市庁舎として使われているから厳しくしてるらしい(by地球の歩き方)。
入り口の中庭には「イルカを持つ天使」という像があってちょっと有名らしいんだけど、これはコピーなので油断しちゃいけない。宮殿の中をくまなく探すとさりげなくオリジナルが飾ってあるのでお見逃しなく!
このイルカを持つ天使もそうなんだけど、フィレンツェの歴史や芸術に疎い僕らは重要な作品かどうかの判断基準をガイドブックに頼るしかない。地球の歩き方に「必見!」と書いてあれば無条件降伏でありがたく拝見しちゃう。逆にガイドに載ってないと貴重な作品もスルーしてしまう。
日本のガイドブックでは取り上げられてなくても世界的には重要な価値を持つものも多い。
そういうものを出来るだけ見逃さないようにする方法。それは土産物コーナーで売ってる絵はがきでクローズアップされてる作品をチェックすること。それと入場券の写真に使われてる作品も忘れちゃいけない。いやいけないってこともないけど、帰国してから見逃したーって思うの嫌だからね。
下の写真の像もDonatelloのGiuditta e Oloferneという作品だそうで、ベッキオ宮のチケットの写真に使われなければ、あっさりスルーしてただろうなあ。

Giuditta e Oloferne

このベッキオ宮観光を盛り上げるエピソードを一つ。
フィレンツェを舞台にした映画「ハンニバル」でハンニバル・レクターがパッツィ刑事を殺害するのがこのベッキオ宮。ウフィツィ美術館をバックにパッツィを突き落とすなんて、かなりゴージャスなシーンだったんだ。もう一度見直そうかな。

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