サン・ロレンツォの未完のファサード

全くもって聞き齧りの知識だけども、かつてフィレンツェを統治していたメディチ家の守護聖人はサン・ロレンツォ。そのサン・ロレンツォ教会の礼拝堂は何故か教会と入り口が分かれているけども、その豪華さは必見。以上、Esquire2005年3月号「聖人を巡るイタリア。」より。
この礼拝堂はミケランジェロが彫った彫像がお目当てで行ったんだけど、ミケランジェロが手がけた新聖具室はシンプルというよりもまだ工事中という感じで素っ気ない印象を受けた。
多分ここは未完なんだと思う。工事途中で資金が尽きたのかどうか知らないけど、教会のファサードも未完だし、なんだか気合いを入れて作り始めたけども途中で投げ出した感たっぷりで、メディチ家の栄枯盛衰の全てがここにある気がした。
新聖具室よりもむしろ圧倒されるのは君主の礼拝堂で、貴石と大理石の豪華な作りこそ必見。さっきカーサ・ブオナロッティで打ちのめされたからミケランジェロに厳しいわけじゃないけど、新聖具室よりもはるかに感動した。
ただ、残念なことに現在工事中でそこらじゅうに足場が組まれてたのがなんとも・・・。
古い街だからしょうがないけど、フィレンツェは工事中の建物が多かったなあ。ここもそうだけど、一番残念だったのはサンタマリアノヴェッラ教会のファサードが工事中で全く見れなかったことだな・・・。

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