リヨンで伊東純也と中村敬斗の試合を観に行こう!ってことでFlixbusでリヨンに向かいました。バス乗車時に運転手が入口で「国境でドキュメントチェックがあるからID持ってるよね?」と一人一人に確認している。
はいはい。大丈夫です。パスポート持ちました(EU内の移動でもいつもパスポートは携帯するようにしてます)。
しかし本当にフランスとの国境でパスポートチェックなんてするのかね?まあたまにチェックすることもあるからその時のためってことかななんて気楽に考えていたところ、バルドネッキアを越えたところの国境で本当に警察が乗り込んできました。
斜め前に座ってた中国か台湾の女性客が慣れた感じでパスポートとペルメッソ(滞在許可証)を提示した。・・・え?ペルメッソもいるの?
でも短期の観光客だったらペルメッソなんて持ってないわけだし、しれっとパスポートだけ出したところ即座に「ペルメッソは?」あ・・すみません。家に置いてきました。妻は紙のコピーを持っていたので、一応それを提示。
ちょっと本部に連絡して確認を取るからパスポートを預かると言ってバスを降りて行ってしまった。待つこと10分程度。実に長く感じた。
もしかしてここでバスを下ろされてトリノに帰れなんてことになるんだろうか??
なんて不安がよぎった時に警察が戻ってきて、通行許可を出してくれました。妻の紙のコピーについては、「コピーを持つことは禁じられているので没収します」とのことで返してもらえなかった。なるほど。コピーを持ってると逆に良くない場合もあるのか・・。
(ちなみにトリノに長く住んでいる方もペルメッソを無くすと一大事なのでコピーを持ち歩いてると言っていました)
ともあれどうにか無事通過。僕らのせいで10分くらいロス。みなさんすみませんね・・・。というか帰りも同じことが起こるんだろうか?
なんでイタリア・フランス間でパスポートチェックなんてするんだろう。飛行機でもチェックなんかないのに・・・。
追伸:イタリア人の同僚のアルベルトに後日聞いたところ、Flixbusは安価であることからEU圏への不法入国者の移動手段になることがあるからほぼ必ず国境でパスポートチェックがあるそうです。ちなみにアルベルトの友人がFlixbusで警察のチェックを受けている時に、警察がバスの荷物格納庫を確認して、その中に不法入国者が隠れていてしょっ引かれて行ったそうです・・。
まあFlixbusでIDを持たずに移動する方はあまりいないと思いますが、お気をつけください。
あとサッカーのEURO2024がドイツで開催された6月前後は飛行機の移動でも入国時(フランクフルト発トリノ着便)のパスポートコントロールがありました。ということでシェンゲン内移動でもこういうイベント開催時はパスポートチェックがありえます。
こちらも日本からの旅行者でパスポートを持たずにシェンゲン内を移動する方はほぼいないと思いますが、ご参考までに。
フランスに入ってしばらくしてトイレ休憩。検問のドキドキを落ち着かせるべくコーヒーをいっぱい飲みました。
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