日本本社の同僚が今週いっぱいミラノサローネに視察に来ていて、もし何かトラブルがあったら僕が助けることになっていたので連絡を取り合っていました(結果的に何も問題なし)。
ミラノサローネというのはもちろん聞いたことはあったけど、よく知らなかった。出張者の上司の方に写真を見せてもらったら結構楽しそう。わざわざ日本から見に来るくらい価値があるものなんだろうし、せっかく電車で1時間のところに住んでるんだからちょっと様子を見に行こうってことで思い立って行ってきました。
ただし入場料のかからないいわゆる場外のサローネ。フォーリ(Fuori)というのはイタリア語で外という意味。サローネの展示会場の外、つまりミラノの街中で行われているサローネということですね。
まずはトリノ駅近くのPiscitellaで朝食。相変わらず美味い。ここのケーキや甘物はトリノで一番だと思う。まあ南イタリアのお菓子ばかりなんだけど。
フレッチャロッサで約1時間。今日はガリバルディ駅で下車。トラム・メトロ・バスの一日券を購入。7.6ユーロ・・・高い!!トリノは4ユーロなのに!流石は世界のミラノ・・
まずは駅近郊から歩き始める。有名な森と一体化したような高級マンションBosco Verticale(垂直の森)があった。これ2017年に旅行できた時にミラノっ子のステファノたちに連れてきてもらったなあ。今やそのイタリアに住んでいるとはね・・本当に人生ってわからない。
そこから街中へ向かう。コモ通りに10 CORSO COMO(コルソ通り10番地の意味)というオシャレなセレクトショップがあるというので寄ってみた。
確かにおしゃれ。東京にいるみたい!(ミラノの方がおしゃれなんだろうけど)コムデギャルソンとかも売られてたけど、日本の値段のタグがそのままついていて、日本円での売価の倍くらいで売られてました。まあ関税とかで高くなるのかもしれないけど、せめてタグは付け替えられないもんか。
ということで価格帯的にご縁がなかったので早々に退散。店内にもサローネの一環の展示がありました。
この辺りからポツポツとサローネが始まっていて色々な展示を見ながら歩く。
で、今回ミラノサローネに来てみようと思った1番のきっかけであるヤマハ(楽器の方のヤマハ)。会社の出張者の写真を見てとても素敵だったので。
楽器を置く家具のプロトタイプ?を展示している。
日本人の担当者(このデザインブースの責任者の方らしい)が一つ一つ丁寧に説明してくれた。デザイナーの方々は実際に楽器を演奏する方がほとんどだそうで、なんというか楽器に対する愛情が溢れ出てる感じがしてとても良かった。説明してくださった方の熱意もあったと思う。
デザインは僕はズブの素人だけども感動しました。楽器を演奏したら「しまう」のではなく、居住空間にそのまま楽器にもいてもらうような居場所を作るようなケース(家具)をデザインしているそうだ。
演奏者にとって楽器は家族みたいなもんだって。うーん実に素敵。
いやー実にいいもん見た。気づけばもうお昼が近い。混む前に食べる場所を決めておきたい。奥さんと一緒にGoogleで検索・・してたらどこからかピザのいい香りが・・。僕らがいたすぐ近くのピッツェリアが発信源。直感でそこに決定。
DENIS MILANO MOSCOVAというピッツェリア。モスクワというのは単にモスクワ駅の近くというだけで、ロシア料理とは全く関係ありません。(まあそもそもなんでモスクワ駅がミラノにあるのかよくわからないけど)
どれも15ユーロ前後とピザにしてはちょっとお高めだけど、まあここはミラノ中心地。致し方ない。でも味は値段に見合う美味しさ。次もミラノ中心地でランチする機会があればここにするかも。
午後もひたすら歩く。
ハイブランドも参加してました。
ということで、この記事で紹介したのはほんの一部だけども、1日とにかく歩きまくった。ええ・・歩きまくりました。一度もバスやトラムにはのらず・・・7.6€の一日券を2枚買ったのですが・・・
まあミラノはまた来るだろうからその時まで取っておこう。
「デザイン」は門外漢だけど、世界的なイベントが近くで開催されるならとりあえず行ってみるべきだなと改めて思いました。
行くか行かないか迷った結果行ってみて「行かなきゃ良かった」って思ったことなんか一度もないもんね。逆に「行けば良かった」って後悔したことは何回かあるけど。
ウチの会社の出張者にも感謝。
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