明日の早朝にトリノに帰るので実質イギリス旅行最終日。今日はバンクシーの作品を中心にブリストルの街を回る。まずはちょっと遠めの作品からということでバスに乗って目指す。
バスを降りると結構な勢いの雨が降ってたけど、傘も持ってないので濡れながら歩く。
坂を登ってようやく目的地到着。・・・が、バンクシーがない。
この辺のはずなのに・・・。
スマホで関連サイトを見ると、どう考えてもこの壁。どうやら消されてしまったか移動されちゃったみたいです。
この急な坂を利用した「Aachoo!!(ハクション)」と題された作品で、おばあちゃんのくしゃみが家を傾けてしまったように見える作品でした。面白い発想だったからうーん残念。
まあ仕方ない。こういう儚さもバンクシーの魅力。
バスに乗って街の中心に戻って朝食タイム。日本にもありそうなこじゃれたカフェでミートパイとワッフルをいただく。美味い。イギリス飯も悪くないなあ。
朝食を食べて港の方の作品を目指す。まあ海じゃないから港とは言わないのかな?
フェルメールの絵のオマージュですね。壁につけられた何かしらの装置?が耳飾りになってます。僕らの他にもひと組の夫婦がこの作品の写真を撮ってた。観光客が押し寄せるというほどじゃないけどそこそこ呼び寄せてるようです。
続いてM Shedというブリストルの街を紹介する博物館へ。ここにバンクシー作品が一つ展示されてる。2003年にブリストルに停泊していた貨物船に描かれていたもので、街が保管を決めて、この部分を切り取ったそうです。
おかげで絵はしっかり見れるけど船に描いてある状態が見たかったなあ。
ちなみにこの博物館は無料なんだけど結構楽しめます。ブリストル出身の有名人にDave Prowseという俳優がいるそうです。誰?って感じかもしれないけど、あのダースベイダーを演じた役者さんだそうです。あとビクターとかHMVのロゴで有名な犬のNipperもブリストル出身。まあ人じゃないんだけど。
はい。続いてまた博物館。丘の上にあるブリストル市立博物館。なんとここも無料。イギリスというのは基本的に美術館、博物館は無料なんだろうか。素晴らしいな・・・。
ここでかつてバンクシー展が開催されたそうで、今も一つだけ作品が残ってます。
バンクシーとしては珍しい立体作品で天使がペンキのバケツをかぶっちゃってます。
この博物館もかなり見応えがあって、エジプトのミイラまで展示してある。もちろんブリストル関連のものが多くてブリストルブルーと呼ばれる青いガラスが印象的でした。
美術館の後は近くにある古着屋を物色しつつタコス屋へ。グーグルの評価は高かったけどイマイチ。トリノのタコバンのほうが好き。
ランチ後タコス屋のすぐ近くにある次の作品へ。
この青い色は不届ものが投げたカラーボールの跡なので作品ではないです。まあそもそもバンクシーが違法落書きなわけだけどもこういうのは残念ですねえ。
続いてここから5分くらいのところにある次の作品。
これはもともと作品としては文字だけなんだけど、元々壁にある排気口が目、このカーブに描かれた文字が口に見えてニコチャンマークのようになっている作品です。
ただし、現在は向かって右半分の壁が新しくなってしまって、ニコちゃんマークの左目に当たる部分がなくなってしまってるのと、何かしらのセキュリティ装置や倉庫の入り口ができてしまって、もはやニコチャンマークには全然見えない。
まあこうやって作品が壊れていくのもまた良しです・・。
以上でブリストルのバンクシー詣で終了。
ブリストルはバンクシーの影響で街全体がグラフィティの舞台となってました。バンクシー以外にもかっこいい作品多数。
中でも下の作品がすごかった。石の壁が黒ずんで来たところを利用して、少し削ることで元々の石の白さとの対比で絵柄を表現してました。
夜はカリビアン料理のレストランへ。本当は昨日行こうとしたんだけど人気で入れなかったので、その時に今晩の席を予約しておいた。
まあ言ってしまえばフライドチキンなんだけど、カリビアンと聞くだけで何故かヘルシーフードに感じる。味も美味しゅうございました。
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