大英博物館

ロンドン旅行4日目の今日は大英博物館へ。昨日はサウサンプトンに行って夜が遅かったのでゆっくり目のスタート。ホテル前のカフェで朝食を食べてバスで博物館へ向かう。
この博物館は入場無料だけど、入場時間を指定して予約をした方が良いということで予約して行ったのに、結果的にほとんど関係なかったです。
予約ありと予約なしの行列があって、むしろ予約なしの方が短くて、結局予約したチケットなんて一度も見せないし。
ま、入れなかったわけでもないので別に良いんだけど。

日本語の簡単なガイドが売ってたので購入して鑑賞開始。
覚悟してたけどべらぼうにでかい。一応順路に従って進む。

しばらく進むうちに一番みたかったお宝を発見。イースター島のモアイ！以前イースター島に行った時に一番貴重なモアイはイギリス人が持って行っちゃって大英博物館に飾られていると知ってかなりがっかりしたのと同時に、いつか見てみたいと思っていたモアイ。
サイズは小ぶりだけど、背中にタトゥーのような模様が入ってます。

イースター島からも返還要請がきているとしっかり説明がなされていました。隠さずにしっかり説明しているのは偉い。でもとっとと返しなさいよ。利子つける意味でイースター島でもしっかり管理できるようなミュージアム作ってあげてさ。
どうみてもこのモアイはここにあるべきじゃない。イースター島に行ったからかもしれないけど、寂しそうだった。動物園の檻に入れられたライオンみたい・・・。

モアイの後も展示はまだまだ続くが、疲れたので博物館内のレストランでランチ。博物館というのはどことなく空港に似ていて人が多くてざわざわしているせいか妙に疲れる気がする。

ということでフィッシュ&チップスをこの旅行で初めて食べた。約20年前に初めてマンチェスターで食べたそれは、それはそれはもう本当に不味くて（多分油が悪かった）、腹ペコなのに、ジャガイモ大好きなのに食べきれずに残しました。
今年出張でロンドンに寄った時に食べたそれは大層美味しくて、ああやっぱりお店によるんだなと思ったもの。
さて大英博物館のレストランやいかに！
結果は◯。非常に美味しかった。ちなみにコック陣はイタリア人でしたね。さすがイタリア笑

ランチ後も頑張って回って15時過ぎになってさあ帰ろうかとなった時にロゼッタストーンを見ていないことに気がついた。
まあどうしてもってことでもないのだけど、かなり有名な代物だし、多分ここに来ることは当分ないだろうから見ておこう。
係員に場所を聞いて行ってみる。あれ、朝に通った部屋だけどな？
まあいいや、人だかりが出来てるあそこだな・・。

ああ、これこれ。なんかみんな妙に距離が近いな。触っちゃいそなくらい・・・と思ったらガイドと思われる人がベタベタ触り始めた。ええ？？良いの？貴重なんじゃないの？たくさんの人が触ったら削れていって文字が消えてしまうのでは？？
と心配したのも束の間。これはレプリカだと判明。そりゃそうだわな。さっき教えてくれた係員に
「いやレプリカじゃなくてオリジナルはどこなの？」
と聞いたら別の場所を教えてくれた。最初からそこを教えてくれ。わざわざここまできてレプリカで満足するわけないでしょ。

オリジナルがある部屋に行ったところ、特別展が開催中でそちらは別途料金がいるらしい。・・・もう疲れたし、さっきの係員の対応もなんか感じが悪かったのでお金を払ってみるのは止めました。どうせレプリカとの違いも見分けられないだろう。

大英博物館は分かっちゃいたけど略奪・横領品の宝庫でした。まあそれを言ったら大抵の博物館はそうなのかもしれないけど、僕にとってはやっぱりモアイの悪印象が強い。
だいたい「大英」ってなんだよ偉そうに・・・
と思ったら現地の名前は単純にBritish Museumなんですね。
それなら正しい訳は「英博物館」じゃないか。なんで日本人は勝手に「大」をつけたんですかね。