今回の旅行では予定をぎゅうぎゅうに詰めた結果、ギリシャ観光最大のハイライトであるアクロポリス遺跡を訪れたのは最終日となりました。
日本に帰る日になってようやくパルテノン神殿にお目にかかれたのです。
アクロポリスというのは「高い丘の上の都市」という意味だそうで、まさに高い丘の上にあるんだけど、高すぎて意外にも街中からはあんまり遺跡群は見られません。
モナスティラキ駅からアクロポリスに向かうと、アクロポリスは丘というよりも断崖絶壁という感じに思えた。ほんとにこの上まで徒歩で歩いて行けるのか?と不安になったけど、実際に歩いてみると意外にあっさり入口に到着。
開門の8時30分までちょっと時間があったのでアテネの街を見下ろして写真を撮っていると、シアトルから来たという青年が、僕たち二人の写真を撮ってくれた。
彼はセミプロカメラマンらしい。
僕のしょぼいデジカメでも、パルテノン神殿をドラマチックに背負った僕たち二人の写真を仕上げてくれました。なんとこの人、帰りの飛行機で僕たちの後ろの席でした。
イスタンブールの乗り継ぎ時間が20時間くらいあるから一旦街に出て撮影してくると言って、深夜の土砂降りのイスタンブールの街へ消えて行きました。
夜中にしかもあんな土砂降りで写真なんか撮れたんだろうか。
シアトルの青年に記念撮影してもらってしばらくすると、アクロポリス遺跡が開門。
普段は12ユーロの入場料らしいんだけど、冬の日曜は入場料無料です。
しかも朝イチなのでガラガラです。
アクロポリスを冬に訪れるなら日曜の朝イチがおすすめです。
入口を通過してイロド・アティコス音楽堂を眼下に眺めながら進むと、ニケの神殿やプロピレアという遺跡に着く。
修復中のようで、足場が組まれていて工事現場みたい。大理石がゴロゴロちらばっていて貴重な遺跡なのか、修復のための石材なのかよくわからなかったけど、観光客の一人がちょっと手を付いたら
「DON’T TOHCH,PLEASE!」
と係員が叫んだのでその辺に転がっている石は、全て貴重な遺跡らしい。
プロピレアを通過すると、かの有名なパルテノン神殿が現れます。
朝日を受けたパルテノン神殿はとても神々しかった。

パルテノン神殿降臨

・・・けれども、テレビや本で何度も見たことがあるせいか、想像以上でも以下でもなく、
「まあ、こんなもんでしょ」
って感じでそんなに感動しなかったな。
奥さんは逆に、あんまり期待していなかったから感動したそうです。

パルテノン神殿

アクロポリスでパルテノン神殿と並んで有名なのがエレクティオン。
少女の姿の柱が印象的。6人の少女が頭で天井を支えている格好です。女性が柱になっている様は、優美といえば優美だけど、見方によってはちょっと残酷なような気もします。

エレクティオン

アクロポリスのみどころはだいたいこんな感じです。
その他にもほにゃららの祭壇跡とか、なんとかの聖域があるんだけど、石っころが転がってるようにしか見えません(笑)
ギリシャ神話が好きな人には感涙ものなんだろうけど。

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