ホテルに荷物を置いてちょっと休んでから早速サントリーニの街に出てみました。
細い路地を歩き始めると向こうからロバの行列がやって来た。
ハイシーズンだとロバは港から街まで観光客を乗せるロバタクシーとして活躍するらしいんだけど、閑散期の今は建設現場まで砂を運ぶ仕事をしてました。

ロバが通り過ぎるのを待ちます

ホテルがあるフィロステファニの街から中心地フィラまでは歩いて10〜15分程度。
フィラまでは特に何があるという訳でもないんだけど、街並がとにかくロマンチックで歩いてるだけで楽しい。フィラのメインストリートはほとんどのお店がクローズしていたけど、かろうじて営業していた、立ち食いピタ屋でランチ。
薄くそぎ落とした肉(ギロ)とポテトや野菜をピタで包んだ「ギロ・ピタ」を食べました。ジュースをつけて10ユーロちょっと。ギリシャ版ファーストフードです。味もボリュームも満足。

ギリシャのファーストフード
Firaの街並

お腹が満たされたところで本格的に観光!・・と言ってもとにかくシーズンオフなもんだから、ボルケーノツアーとかワインセラーめぐりとか観光っぽいことはほとんどできません。ということでのんびりぶらぶら路地を歩いてみることに。フィラから一旦フィロステファニに戻って北側の隣街イメロビグリを探索。
フィラ、フィロステファニ、イメロビグリを歩いてみて分かったけど、ガイドブックや写真集で見るような青い屋根のギリシャ正教の教会がいたる所に溢れてます。白い壁と青い屋根の教会はとても絵になります。何故かどこも閉まっていて中には入れなかったのが残念だったけど、エーゲ海と青い屋根の教会を見てるだけでこの島に来て良かったなーって思います。

エーゲ海と青い屋根の教会
白いイメロビグリの街

サントリーニ島で教会と同じくらい多いのが犬です。
野良犬なのか飼い犬なのか分からないけど、犬がよくうろうろしてます。
みんなすごくおとなしくて、人懐っこい。
イメロビグリを歩いていると、3匹の犬を連れたおじいちゃんと出会った。
ヤーサス(こんにちは)って挨拶を交わしてすれ違うと、3匹のうち1匹の犬が僕たちに付いて来た。おじいちゃんがやれやれといった顔をして
「プルート、こっちおいで」
と呼びかける。どうやらこのワンちゃんのお名前はプルートらしい。
僕らも笑いながら
「プルート、おじいちゃんが呼んでるよ」
って話しかけたけど、プルートは僕たちに付いてくる。なんでここまで人懐っこいんだ。飼い主がいるというのに知らない人について来ちゃうなんて。
何度かプルートに呼びかけたけど、なかなか戻らないのでなんとおじいちゃんはプルートをほったらかして行ってしまった・・・。
多分サントリーニの人達はこんな感じであんまり犬を縛りつけないんだろうなあ。だから街に犬が溢れてるんじゃないかな。まあ「溢れてる」っていうほど多くはないけど。日本の猫みたいな飼い方なのかもしれない。ほったらかしにしても適当に戻ってくるんだろうな。
ちなみにプルートもしばらく僕らと一緒に歩いてたけど、いつの間にかいなくなっていたから多分おじいちゃんのところに戻ったんでしょう。
そんな感じでプラプラ散歩していると日が暮れて来たので、ホテルに戻りました。

ドラマチックロマンチック
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