神秘体験!早朝サガリバナカヌーツアー

西表島ではサガリバナという花が6月〜7月の間にだけ期間限定で咲きます。
しかも神秘的なことに、マングローブが生息する川で夜中に咲いて、明け方頃にポトポトと音を立てて川に散っていく。
いや普段は花とか全く興味ないけど、せっかくサガリバナの期間に来たんだから、ぜひ見てみようと思って、昨日の夜に現地の情報誌を頼りに何軒かかけてみたけど、台風の影響で風が強いから中止とか、西部までは送迎できないとかでなかなか申し込めなかったけど、カヌーフレンズハイビスカスというガイドさんに申し込めた。
「じゃあ、3時50分に迎えにいきますんで」
深夜なのか早朝なのか分からんけど、ハイビスカスのおじちゃんが送迎に来てくれた時は真っ暗だった。
おじちゃんは西表生まれ西表育ち。でもイリオモテヤマネコは3回しか見たことがないらしい。優しい口調で話す感じのいいおじちゃんだった。
車を3,40分飛ばして後良(シイラ)川に到着。
この時もまだ真っ暗。しかももの凄い強風。簡単なカヌーの説明があった後さそく川へ。果たしてどっちが上流なのか、どこが川岸なのかも分からないくらい暗い。懐中電灯を照らしながら、ガイドのカヌーに付いていく。去年のカヌー体験のおかげか舵取りもスムーズ。
しばらく上流に進むとマングローブのジャングルに守られているせいか、風が全く無くなった。2,30分漕いでいくとだんだん川幅が狭くなって、甘ーい香りがたちこめる。川岸に近づいて目を凝らしてみると・・・。
サガリバナ発見!

サガリバナ発見!

一つ見つけるとあっちにもこっちにもサガリバナ。
そして耳を澄ましてみると、ポトッポトッっとサガリバナが川に落ちる音が。
凄く神秘的だ。
真っ暗闇の中を進んで、甘い香りをたどって見つけたサガリバナ。
多分植物園で見てもなんの感動もしないと思う。早起きして、カヌーを漕いで見つけるからこその感動なんじゃないかな。

夜が明けて来た
ポトポトと川に落ちる

だんだん空が白んでくる雰囲気も最高だった。今、僕たちは地球の大自然で遊んでるんだって感覚。ビバ地球。ビバ西表島。
上流でカヌーを停めて、パンとお茶を食べながら休憩。食べてる間もポトポトとサガリバナが音を立てる。いいねえ。
しばらく休んでから下流へ戻った。川幅が広くなるにつれて風が強くなってくる。
さっきまで時間が止まってるように静かだったのに。
神秘の世界からだんだん現実に戻る感じがした。
サガリバナカヌーツアーすっごくオススメですよ。
このシーズンに西表島に行くならぜひ体験すべし。

スタート&ゴール地点
お天道様おはようございます
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