高知でホエールウォッチング

果たしてこんなクジラに会えるのか?

今日は今回の旅行のメインイベント、ホエールウォッチングの日。朝8時に土佐市宇佐の港を出発のコースに申し込んだ。前日に確認すると7時40分までに宇佐しおかぜ公園に集合して下さいとのこと。余裕を持って7時20分頃公園到着。
お客さんが揃い次第出発ということで、7時40分にはもう出発となった。こっちもできるだけクジラ遭遇の可能性を大きくしたいから早く出発するのは良いこと。
ちなみに集合場所でおばちゃんが酔い止めを売ってます。何種類かの薬が売っていて奥さんは即購入。僕は船酔いしたことはなかったけど、4,5時間も海にいるそうだから念のため200円の一番安い薬を飲んだ。この薬のおかげかどうか分からないけど、船酔いは全くなし。よっぽど薬に抵抗がない限り飲むことをオススメします。
高知のホエールウォッチングはどこもだいたい遭遇率80%以上のようです。とはいえ僕らが参加する数日前は3日連続で見られなかったようだし、自然相手だから当然見られないことも覚悟してた。
海鳥が集まっているところがあれば、魚がたくさん集まっていてクジラがいるポイントかもしれないらしい。
出航から20分くらいはじっと目を凝らして海鳥がいないか探してたけど、あまりに変化がないのでちょっとウトウト。1時間くらいするとにわかに海鳥が増えてきた気が・・・。
すると船のスピードが気持ち上がった気がした。海を見つめていると何やら黒い影が。ついに来たか?目を凝らすと明らかに背びれが二つ見えた。船長さんから
「船の前の方に行って下さい」
と言われ急いで船の前方に移動。

とりあえずハナゴンドウゲット!

いつの間にか周りにはたくさんの背びれが。でもなんだかサイズが小さい。どうやらハナゴンドウらしい。ハナゴンドウは一応クジラの仲間だけど3mくらいの小型のクジラでどっちかというとイルカに近い。水族館でも見ることが出来るあんまり珍しくないクジラ。まあ何にも見れないより良いけど、本当のお目当てじゃない。パチスロで言えばオバケみたいなもんだ。それでも20頭くらいの群れだったからなかなか興奮。イルカみたいに素早く泳ぐんじゃなくて、ザブーン、ザブーンってゆっくり背びれを見せるあたりはちょっとクジラっぽさを醸しだしてた。
ハナゴンドウを20分くらいウォッチングした後、大物のニタリクジラを探す旅に。かれこれ1時間くらい海をさまよう。果たして今、どれくらい沖にいるのか見当もつかない。360度見渡す限り海。時々トビウオが跳ねるくらいであとは何の変哲もない海。
すると仲間の船から無線が入った。よく聞こえなかったけど、どうやらクジラ発見情報らしい。船のスピードが上がる。向かう先に2隻の船。あそこにクジラがいるのかな?
船が見えてから約20分。やっと船がすぐそこまで近づいた時に見えました。潮を吹く黒くでっかい塊が。

ついにニタリクジラ発見

ニタリクジラついに発見です。2-3頭いるみたい。ニタリクジラはナガスクジラ科のヒゲクジラでめちゃくちゃデカイ。写真を見てもらうと分かるけど船と同じくらいのサイズだから、14,15mくらいあったんじゃないかな?船長さんたちも
「デカイなー」
って言ってた。
海面から出た部分しか見えないから、全体像はよく分からないけど、時々船の下をくぐってくれる時に、全身が見えます。かなり感動します。ライオンやシロクマみたいな地球の裏側に住んでいる珍しい動物でもだいたい動物園で見れるけど、クジラだけは野生のクジラに会いにいくしかない。高確率で遭遇できると分かっていたけど、こんな広い大海原でクジラに会えたのは、とってもラッキーな気がした。いつどこで海面に上がってくるか分からないから、なかなか良い写真が撮れなかったけど、それもまた自然の生き物。
ちなみにどの船も前の方にテニスの審判のイスみたいな、高いイスがあるんだけど、そこがかなり見易い席です。一隻あたり一席しかないので、できたら早めに確保しましょう。僕はたまたま船長さんが
「ここに座ってみると良いよ」
って言ってくれたので座れました。船のどちら側からクジラが出現してもすぐ見れるし、船の下に潜ったクジラも見やすいですよ。
10分くらいクジラの周りで停泊していたら、海鳥の動きが慌ただしくなった。クジラの食事の時間らしい。クジラがカツオやサバを海面に追い込んでいく。海面をたくさんの魚がぴょんぴょん跳ねる。それを海鳥達が追っかける。しばらくすると海面がバカッと割れてクジラが口を開けて飛び出してきた。豪快な食事。スゲエ・・・。

クジラの鼻。ぷはあ
こんな感じでウォッチングします
クジラの口なんです

多分1時間くらい、クジラを追っかけてた。気がつくともう12時。そろそろ帰ることになった。360度海でちっとも陸が見えない。宇佐の港までどれくらいの距離なんだろ?30分くらいかかるかな?って思ってたら、なんと帰港は13時30分頃とのこと。どんだけ沖にでたんだろ。
「戻るのは1時半くらいになるけど大丈夫ですよね?」
って言われたけど、大丈夫じゃなくてもどうしようもないよねえ。
それにしてもクジラですよ。ほんと感動します。ホエールウォッチングはまっちゃいそうです。高知の他にも北海道、銚子、和歌山、沖縄あたりでもできるみたい。また是非ともクジラに会いたい!

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Comments

“高知でホエールウォッチング” への2件のフィードバック

  1. クロくじら

    はじめまして。
    こちらは韓国の蔚山(ウルサン)です。
    釜山の近くにあります現代自動車の工場があるところだと言うと分かりやすいと思います。実は今回蔚山でホエールウォッチングのクルーズが運航することになりました。
    期間は5月15日から17日3日間限定で行われます。(蔚山くじら祭り期間中)
    もし、韓国のホエールウォッチングにご興味ございましたら連絡ください~
    kuromame80@hotmail.com
    *日本語のホームページはもうしばらくしてオープンします。

  2. ドミノ

    クロくじらさん
    返信遅れてゴメンナサイ!
    (大量の迷惑コメントに埋もれちゃっていました)
    韓国でもホエールウォッチングできるんですねー。
    韓国にはまだ行ったことがないのでぜひ行ってみたいのですが、15日〜17日はあいにく予定が入っていて難しいです。
    定期的に行われるようになったらまた教えて下さい。
    コメントありがとうございました!