ついにトリノを離れることが決まってしまったので、これからトリノを離れるまでは悔いの無いように突っ走る。もう一度行きたい場所(あるいは初めて行きたい場所)リストを作って巡って行く。
今日は来た当初に同僚に連れていってもらったランゲのレストランLe Torriへ。親も連れていったし思い入れがある。ランゲのCastiglione Fallettoという小さな村にあります。
ちょっと早く着いてしまったのでバローロ村に寄ってMuseo dei Cavatappiに行ってみた。Cavatappiというのはワインの栓抜きのこと。まあ美術館と言ってもワイン屋の奥にちょこっと部屋があるだけで結局は客引き目的のような気がする。ミュージアムの年パスでタダなので気軽に入れるのも良い。

さくっと見終わってレストランへ。

奥の席だったのでちょっと景色は遠いけどそれでも気持ちいい。いやーランゲ最高。
奥さんはワインを少々。プルノットのバルバレスコ。これは一番親しい同僚が日本に来た時にお土産で持ってきてくれた思い出深いワイン。イタリア赴任が決まった時にお祝いで飲みました。
あれからイタリアに住めて本当に色々楽しかった。あっという間に過ぎちゃったなあなんてことを思い出しながら飲む(僕もちょっとだけいただいた)。


ただ、食事は期待値が高過ぎたせいかイマイチ感動しなかった。あれ?こんなもんだっけみたいな。でももちろん美味しいです。期待と違ったというだけ。

絶景を眺めて、思い出のレストランでこの3年を振り返りながら美味しい食事をゆっくり味わった。至福。ピエモンテありがとうしか出てこない。
レストランを出ると目の前にViettiというワイナリーがあったので入ってみた。こんなワイナリーあったっけ?気づかなかったな。
入って色々説明を受けてたら買わなきゃいかんかなという空気になってバローロとバローロ地区の地図を購入。何故かサティスペイでうまく支払いができず、バンコマット(デビットカード)で支払うことになったので、お詫びに地図代はタダで良いよってことになった。
この辺のイタリアの柔軟さ、優しさが大好きですね。そもそも支払いがうまくできないってとこも、イケてないと言えばそうなんだけど愛嬌で許されてしまうという。

その後、Castiglione Fallettoの村を少し散歩。いつもここに来る時はLe Torriで食べ終わったら直ぐに村を出てしまうので初めて村を歩く。

ちょうどブドウの収穫が始まってました。2024年のネッビオーロの出来はどうなんでしょうねー。
ランチを食べた後はもう一つのチェックリストのSanto Stefano Belboのワイナリーへ。奥さんのお母さんとこの辺に旅行した時にたまたま見つけたワイナリー。安いワインなのだけど美味しくて自分たちで発見したワイナリーだから思い入れがある。ちなみにここはランゲと呼べるか微妙でモンフェラートとの境らしい。

前回対応してくれたおばさんと娘さんは不在で、息子さんが対応してくれた。以前に立ち寄って美味しかったのでまた来たと伝えると、親切に対応してくれて畑も案内してくれた。

トリノから離れたらこういうワインも気軽に買えなくなるので、買えるだけ買っておく。バルベーラをメインに買いました。
ということでランゲ(とモンフェラート)の思い出めぐり一回目終了。

コメントを残す