エジンバラからグラスゴーに電車でやってきた。グラスゴーに来た理由は今回のスコットランド旅行の決め手となったBANKSY展!まずはホテルにチェックインして、ホテルの隣のパブのようなお店で軽く昼食。
ランチ後街の中心地に行くと今日は街全体で自転車の大会が開催されてました。
展示会の予約時間まで少し時間があったので自転車の大会を眺めて時間を潰す。
予約時間になっていざ入場!
会場はグラスゴーの現代美術館。美術館の前には馬に乗った人の銅像があってカラーコーンの帽子が被せられてる。これもバンクシーの作品だと思ってたら、これは元々こういういたずらがされていて、その都度グラスゴー市が撤去して、また誰かがいたずらしてというイタチごっこになってるらしい。
そんな場所だから今回の展示会にふさわしいとバンクシーがこの美術館を選んだんだって。
入場時にスマホは特殊なポーチに入れて施錠されます。つまり中では写真撮影厳禁。写真に残せないから普段より一生懸命見る。英語の解説も一生懸命読む。(Google翻訳は当然使えない・・)
展示内容は過去の有名作品のステンシルや映画にもなったNYのゲリラ展示企画作品やサザビーのオークションで落札直後に作品をシュレッドしてしまった額縁など。仕掛けのアイデアがとても面白い。反骨心に満ちてるのも良いなあ。
(一番下に公式YouTube(多分)のガイドツアー動画を貼りましたので展示内容に興味ある方はそちらをご覧ください)
途中でスタッフがポラロイドカメラで記念撮影してくれるコーナーもあって。僕ら夫婦で2枚撮ってもらったけど、どっちも写りはあまり良くなかった苦笑。一応記念になったかなと言う程度。
イスラエル(というかパレスチナ)に旅行した時に初めて知ったBANKSY。その後ロンドンや故郷のブリストルでも作品を見てすっかり虜に。いまや世界一有名な現代アーティストなので、BANKSYが好きってちょっとベタだけど、好きなもんは仕方ない。ただやっぱりBANKSYの作品はストリートにあるからこそ輝く気がする。美術館で見るもんじゃないんじゃないかなあ。
もちろんBANKSY自身が企画した展示会だけあって、説明の一つ一つに説得力があるし、オリジナルのステンシルは感動ものだったけど。
一番良かった展示はDismaland(ディズニーランドを皮肉って2015年にイギリスのSomersetでバンクシーが開催したテーマパーク)。いやーこれ行ってみたかったなあ。
バンクシーの公式YouTubeでその様子があるのでどうぞ。
見学時間の目安は45分から1時間とのことだったけど1時間半堪能しました。
そして期待していなかったけど、ありがたいことに展示の最後には記念グッズ売り場があった。トートバック付きのパンフレット。当然購入。濃厚な内容で展示物はほぼ全て掲載されてると思う。必死に読んだ解説もおそらく全てこのパンフに書いてあります。
そしてなんとあのDismalandの売れ残りTシャツが10ポンドで販売されてた。紺色を購入。今思えば色違いも買えば良かったかなあ。でもまあなんかそういうのってあえて10ポンドで販売しているBANKSYの趣旨に反してる気がして買わなくて良かったと言う気持ちもする。
ショップの後はBanksyの青年時代の部屋を再現したと思われるスペースが。こちらは撮影可。
この部屋の説明にあったのだけど、バンクシーがグラフィティに興味を持ったきっかけは映画JAWSに出てくる広告ボードへのいたずら書きなんだって。どんなグラフィティアートよりもスピルバーグがグラフィティの本質を教えてくれたと語ってました。
トリノに住んでいなかったらさすがにこの企画展のためだけにグラスゴーには来れなかったと思う。本当にこのタイミングでトリノで暮らせていて良かったなあ。本当にいい企画展でした。今後も世界のどこかの街角でBANKSY作品を見れると良いな。
コメントを残す コメントをキャンセル