あと少し!

ソッサスフレイのビッグ・ダディ登頂

今日はナミブ砂漠観光のハイライトであるソッサスフレイにいきます。
朝6時ちょっと前、まだ真っ暗なうちにロッジを出発。内側のゲートが開くのは6時。外側のゲートが開くのはその1時間後。
僕らのロッジは外側のゲートと内側のゲートの間に位置しているので、公園の外に宿泊している人よりも1時間ほどアドバンテージがあります。

6時にゲートが開きます

ゲートが開いて一路ソッサスフレイを目指して車を飛ばします。だんだん空が明るくなってきた。

だんだん夜が明けてきた

周りは砂丘がいっぱいあるんだな。30分ほど走ったところにDUNE45と呼ばれる綺麗な砂丘がある。ここに登れば砂丘で日の出を拝めるので、ここで車を停めて砂丘を登る人も多い。
僕らも悩んだけどその先のソッサスフレイを目指すことにした。ガイドのフィリップはソッサスフレイを目指すと日の出には間に合わないけど良いのか?と念押しで確認してきた。
うーん。迷うけど良いです。ビッグ・ダディに登りたいし。その先にいきましょう。
さらに進むと舗装された道が終わりオフロードになった。かなり凸凹。こりゃあ僕の運転じゃ無理だったな・・レンタカーにしなくて良かった。7時ちょっと前にソッサスフレイ到着。
太陽が登ってきた。

日の出のタイミングでソッサスフレイ到着

さあビッグ・ダディを目指すぞ!ってところでフィリップからストップがかかる。
「ビッグ・ダディに登るのは本当に大変。君たちじゃ無理だと思う。」
いやいや!それならなんでDUNE45を飛ばしてここに来たのよ。ビッグ・ダディに登るためでしょ。華奢に見えるかもしれないけどサッカーしてたから足には自信があるから大丈夫!
「でも奥さんはどうだ?」
う・・。でもまあ無理だと思ったら下りたら良いんでしょ?とりあえず挑戦させてよ。
それでもなぜか渋るフィリップ。案内するのが面倒なんだろうか。
とにかく行きたい!って駄々こねて(というかお金を払ってるんだし、勝手に無理と決めつけられる筋合いはない)フィリップを説得してビッグ・ダディにトライする事になりました。

ナミブ砂漠の砂丘からお日様が

他の多くの観光客は右側のデッドフレイを目指す中、僕らは砂丘の左側を歩いてビッグ・ダディを目指します。

ビッグ・ダディに挑戦!

砂丘の低いところに人が歩く道筋がある。ここからスタートするらしい。
最初の5分はちょっと急だけどとにかく止まるなと。そこで止まっちゃうと足が埋もれて大変とのこと。
了解です!

さあ出発!

稜線まで一気に登る。まあ正直そんなに辛くない。そりゃあ砂だから歩きにくいけど想像を超えるものではない。
稜線までたどり着いたらひたすら頂上を目指します。

陰影が綺麗
道のりは長い

日が当たったところと影のコントラストが綺麗。
途中でフランス人の老夫婦に会った。
頂上を目指すのですか?
「うーん。まあ一応ね。でも多分途中で止めると思う。おたくは頂上を目指すの?そう。頑張って」
まあ確かに少し登っただけで絶景なので必ずしも頂上まで行く必要はないと思います。

自然の美しさよ・・・

フィリップはスニーカーなのにサクサク歩く。屈強な感じでもないのに。何かコツでもあるの?
「んー何度も来てるからね」
・・全く参考にならない(笑)
太陽がだんだん登ってきて陰影のコントラストが強くなってきた。

登り始めて30分ちょっと経った。奥さんはちょっとバテ始めたか。
フィリップが心配して声をかけてきた。
「マダム。これは懲罰じゃない。ゆっくりでいいからね。」
奥さんはゆっくりであればまだ大丈夫とのこと。

砂漠をとぼとぼ歩く

もう半分以上来たという。
「この調子でいけば二人とも登れるよ。頑張って」
気づけば周りの砂がずいぶん赤い。太陽の当たり具合で砂の色が変わるらしい。
僕らの他に登っている人は先を歩いている男性一人だけ。音もなく静か。砂の惑星に来たみたいな感じ。

まだまだ・・
あと少し!

この調子でいけば大丈夫と言われてからも先は長い。頂上らしきものがはるか遠くに見える。事前にいろんな人の体験記を読んで砂丘の歩きにくさについては覚悟をしていたから、想像よりは辛くないな(想像力が豊かすぎたのかもしれない)。見晴らしも良いから疲れを感じないのかもしれない。
もう少し日が高くて気温が高くなるとバテ具合も違うかもしれない。

頂上が近づいてきた。砂の色もいわゆるアプリコット。これぞナミブ砂漠!
いやー、ビッグ・ダディ登頂を諦めなくて良かった。

ラストスパート!

最後の斜面を登りきって頂上到着!!
途中で水を飲んだり休憩しながら登ってだいたい1時間くらいでした。フィリップ一人だったら30分くらいで登れるみたい。
そういやフィリップは一口も水を飲んでないな。手ぶらだもんな。
水いる?と聞くと
「いや大丈夫。君たちのためにとっておいて」
とのこと。慣れの問題なんだろうか。黒人とアジア人の動物としての構造の違いもあるのかな。

ゴール!ビッグ・ダディの頂上!
ビッグ・ダディからデッドフレイを見下ろして記念撮影

ビッグ・ダディの頂上は本当に静か。デッドフレイを見下ろしてリラックス。良い気持ち〜!
ビッグ・ダディーの先も砂漠が永遠と続いている。この砂漠は大西洋まで続いているんだって。

デッドフレイ全景

日の出から約1時間。もう砂の色はずいぶん赤みが取れた。やっぱりあのアプリコット色の砂丘を見るにはゲート内に宿泊したほうが良さそうですね。
15分くらい頂上でリラックスしてデッドフレイへ降りる。
一気にだーっと駆けおりるらしい。先に一人で登ってた人が降りていった。
1分もしないうちに下まで降りたのが見えた。
1時間かけて登ったのに1分で降りちゃうのかあ。
フィリップが先に降りる。あっという間に降りちゃった。
奥さんもキャーって楽しそうに降りて行った。
貧乏性の僕はなんとなく一気に降りるのはもったいない気がして、ちょいちょい止まって写真をとったりしながら降りた。

せっかく登ったのに降りちゃうのもったいないな・・

それでも2,3分しかかからなかったんじゃないかな。あっという間にデッドフレイに到着。
駆け下りるときにスニーカーに砂がどんどん入ってきて脱げそうになったけど構わず駆け下りた。
下に着いたときにスニーカーから出てきた砂が下の映像です。ちょっとした砂丘が出来上がりました(笑)

https://triptraveljourney.me/wp-content/uploads/2020/08/砂漠.m4v
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