ヴェネツィアのバカリ巡り

今日の夜はBacari巡りに挑戦します。ホテルのフロントで聞くと駅の北側の運河沿いにBacariが並んでいるらしい。Bacariというのは立ち飲み屋のこと。Cicchetto(チケット)という一品料理をつまみながらお酒をひっかけるらしい。まあ僕はお酒は弱い方だけど、ヴェネツィアの名物らしいので行ってみます。リアルト橋からぶらぶら歩いてホテルで教えられた地区に到着。

運河沿いにBACARIがたくさん建ち並ぶ

どこも結構混んでます。どこが美味しそうなお店かは全くわかりません。適当に入ってみると、テーブル席は予約でいっぱいとのことで立ち飲みになるらしい。ちょっと疲れていて座りたかったから別の店を探します。すると超人気店と思われる店を発見。

一番賑わっているBacari

店の前の運河沿いに座って飲んでる人や停泊している船に乗り込んで飲んでる人もいます。無理だろうと思いながらも席があるか店員に聞いてみると「テーブル席か・・ちょっと待ってね」と言われたまま5分くらい放置されました。狭い店内を見渡しても空いてる席なんてどう考えても無かったので、ここも諦めて別の店を探すことにしました。やっぱりこういうディープな文化は観光客にはちょっとハードルが高いなあ。しばらくうろうろして、店内にちょっとスペースが空いているBacariを見つけました。結局イス無しだしあまりCicchettoは豊富じゃなさそうだけど、とりあえずここでまずはBacari巡りのイロハを経験してみよう。

1軒目はここ!

夫婦で経営しているBacariのようです。さて・・メニューも無いからどうやって頼めばいいかわからないけど、とりあえずみんなが飲んでる赤い飲み物を飲みたいとおばちゃんに伝えてみました。
「ああスプリッツ?」
スプリッツ??そんな名前だっけなあ?スプリッツって蒸留酒って意味じゃなかったっけ?うーんなんか違うと思うけどまあそれで。奥さんはプロセッコ。

SpritzとProseccoで乾杯

結局スプリッツで合ってました。アペロールというイタリアのリキュールとプロセッコを混ぜたカクテルなんだそうです。すっきりして美味しい。カウンターでCicchettoも何品かもらって立ち飲み。うーんなかなかいい雰囲気だ。ヴェネツィアっ子になった気分。隣のイタリア人たちがちょっと不思議そうにこちらを見てる。そんなに賑わってないお店だったので顔馴染み以外の人が来るのは珍しいのかもしれません。Buonissimo!と笑いかけると、一気に不信感が拭われたようで笑顔がはじけました。途端に色々イタリア語で話しかけられたけど、分かるはずもなく身振り手振りでテキトーにコミュニケーション。こういう雰囲気はまさに日本の立ち飲み屋と同じですね。少し自信をつけた僕たちはもう一度一番人気店に戻りました。もはやテーブル席に着きたいなどという素人的な考えは捨て去って、郷に入りては郷に従えということで運河っぺりに座って飲み食いすることにしました。カウンターに並んでCicchettoとワインを注文。

Cicchettoは1ユーロ均一

地べたにお皿をおいて、足を運河に投げ出して乾杯!

地べたに座って乾杯

こりゃあお酒好きにはたまらんだろうなあ。ただ運河沿いは思ったよりも蒸し蒸ししていて心地いいとまでは言えない。もう少し暑い時期じゃなければ最高だろうな。何度かワインをお代わりして、もう1軒はしごしようとしたけど、ピンとくる店がなかなか見つからない。運河を外れて道を歩いているうちに駅前に着いてしまって3軒目はホテルの屋上のバーになってしまいました。

最後はホテルの屋上のバーで

もうちょっとBacari巡りしたかったな。

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