ロートレック展

ステファノに連れられて美術館に到着しました。ロートレックという画家は名前は知っていたけど作品はあまり知らない。なんかムーランルージュのポスターを描いた人?という程度の知識しかない。ステファノはルネッサンスの画家も好きだけどロートレックがかなり好きなんだそうな。
まだ10代なのにこういうアートが好きなんですね。イタリア人としては普通なのか、やはりステファノ一家が裕福な家庭だからなのか・・。
まず、ロートレックの生涯を説明したビデオがあります。が、イタリア語なのでママが説明してくれました。ロートレックは病気で成長が止まってしまったためかなり小柄な人だったそうです。そんなことすら知らなかった。ステファノが次の部屋にはこういう絵があるよとか、先の展示のことを説明してくれます。なんで知ってるの?
実はここに来るのは2度目なんだ。大好きなんだよねロートレック。
へー、本当に好きなんだねえ。そんなロートレック大好き人間のステファノをして「最も重要な作品」と言わしめた絵が「La vache enragée(狂った牝牛)」という絵です。残念ながら撮影禁止だったので絵を載せられないけど、赤い牛におじさんが追いかけられている絵です。
追いかけられているおじさんの顔がコミカル。ステファノ曰くこのおじさんは旧体制の象徴なんだそうな。おじさんの顔が黄色であることがイイんだよねって言ってました。そうやって熱く語ってくれると印象に残るなあ。僕もこの絵が好きになりました。
奥さんもこの展覧会をかなり楽しんでました。人のオススメってイイな。美術館の出口で古いポスターの写真を発見。なんと1946年のアイーダ公演のポスターだそうです。今晩観に行くオペラ。終戦直後にオペラを楽しむ余裕があったんだなあ。同じ敗戦国なのに随分違うなあ。

1946年のアイーダの広告
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